バックアップについて
PC-MAPPINGにおけるデータのバックアップ機能には、[ホーム]-[ファイル]-[保存]-[バックアップ保存](または、[プロジェクト]-[保存]-[名前を付けて保存]-[バックアップ保存])や、[プロジェクトエキスパート]-[リビジョン管理]等のメニューがあります。
それ以外にも、[システム環境]として、「自動バックアップ」や上書き時のオプション等も用意されています。
自動バックアップとは、別段ユーザーの操作がなくても修正のあったデータファイルを別ファイル名で保存しておき、万一プログラムが不正に終了した場合、このファイルを読み込んで復元を試みる機能です。
対象となるファイルは、以下の通りです。
- *.pcm…プロジェクトファイル
- *.nav…ベクターファイル
- *.ndv…データベースファイル(※ただし、プロジェクトに登録されているもの)
※単独のデータベースやイメージデータ等はバックアップの対象となりません。
- ■ 自動バックアップ
- [スタート]-[システム環境設定]-[操作]パネルで、自動バックアップのチェック間隔を設定します。
- 自動バックアップのタイミング
- 変更があった場合、プロジェクト・ベクターデータ・データベースのバックアップファイルを指定されたフォルダーに作成します。
その後、それらのファイルに変更があっても、自動バックアップの時刻が来るまではバックアップを取りません。
- ■ 上書き保存時のバックアップ
- [スタート]-[システム環境設定]-[操作]パネルの「上書き保存に際して、(可能であれば)上書きされるファイルをゴミ箱に収納する」チェックボックスがONの場合、プロジェクト・イメージ・データベースの上書き保存時に、古いファイルを「ごみ箱」に保存します。
※ただし、ファイルサイズが大きすぎてゴミ箱に収納できない場合([ごみ箱のプロパティ]で設定したサイズよりも大きくなった場合)は古いものから削除されます。
また、Windowsの設定で「シャットダウン時にごみ箱を空にする」等設定されている場合も同様に注意して下さい。
- ■ バックアップ保存
- [ホーム]-[ファイル]-[保存]-[バックアップ保存](または、[プロジェクト]-[保存]-[名前を付けて保存]-[バックアップ保存])を実行すると、自動バックアップの時刻でなくてもバックアップファイルに保存します。
このメニューはバックアップファイルに対する保存で、ファイルの保存とは異なりますので注意して下さい。
- ■ バックアップを保存するフォルダーの指定
- バックアップファイルが保存されるフォルダーは以下のように指定されます。
- 起動オプション「-BkDir」で指定されたフォルダー(指定されたフォルダーがない場合、可能であれば作成します)。
起動オプション(-BkDir)
- 1.の指定がない場合は、「-PrmDir」で指定されたフォルダー
起動オプション(-PrmDir)
- 1.、2.の指定がない場合は、「pcm.exe」の起動フォルダー
- ■ ファイル名の組み立てルール
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- バックアップファイルは、以下のようなファイル名で保存されます。
- →"(元のファイル名)~bk~.(元の拡張子)"
- フォルダーは異なるが、ファイル名は同一データの場合は、以下のようなファイル名で保存されます。
- →"(元のファイル名)nnn~bk~.(元の拡張子)"
※nnnは000〜999までの番号です。
- ■ 通常時の抹消
- PC-MAPPINGメニューの[上書き保存]、[名前を付けて保存]でファイルの保存を行った場合、バップアップファイルは破棄されます。
また、PC-MAPPINGメニュー[閉じる]、[アプリケーションの終了]でファイルを閉じた・破棄された場合もバップアップファイルは破棄されます。
- ■ 復元動作
- pcm.exe起動時に指定のフォルダーを調べて、自動バックアップされたプロジェクトファイルが見つかると自動的に読み込まれます。
ファイル名などは読み込まれた時、本来のファイル名に置き換わるので、上書き保存で復元可能です。
※自動バックアップされたファイルは、読み込まれた時点で削除されます。
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