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クイックバーの設定@
クイックバーは8方向矢印ボタンと、ユーザー定義のボタンで構成されるツールバーで、ここで、定義された情報でボタンが付加されます。
なお、この情報はpcm.qmnファイルに保存されます。
クイックバーは最大5つまで持つ事ができます(※PVP形式で保存する際には、第1クイックバーのみが転記されます)

【関連コマンド】使用例等、詳細はヘルプを御覧下さい。
[書式] QuickBarLoad△para1
:指定したクイックバーのファイルを読み込みます。
para1:クイックバーのファイルパス(*.qmn/*.xml)
[書式] Quickpopup△para1△papa2△para3△para4
:クイックバーのボタンからポップアップクイックバーを表示します。
para1:クイックバーのファイルパス(*.qmn/*.xml)
para2:ポップアップクイックバーのタイトル
para3:-pos△X△Y(省略可)
X = ウィンドウ左上スクリーン座標X(ピクセル)
Y = ウィンドウ左上スクリーン座標Y(ピクセル)
para4:-noclose(省略可)
表示されるポップアップウィンドウの<閉じる>ボタンが非表示となる(ESCキーでのキャンセルは可能)。

■ 設定方法
[ワークスペース]-[カスタマイズ]-[クイックバー]を実行します。
[クイックバーの設定]ダイアログボックスが表示されますので、設定を行います。
このクイックバーのタイトル
クイックバーは第5クイックバーまで設定する事ができます。
これらを見分けるためクイックバーにタイトルを設定します。
ここで設定した「タイトル」は[ワークスペース]-[クイックバー]-[クイックバー]や[ワークスペース]-[カスタマイズ]-[クイックバー]など、メニュー表記の際に併記されます。
<適用>
[クイックバーの設定]ダイアログボックスを閉じなくても、追加・更新・削除したボタンの状態をクイックバーに反映します。
このボタンを押すと、該当クイックバーが非表示の場合は、表示状態になります。
<読込>
現在の定義情報を破棄して、クイックバー定義情報ファイル(*.qmn/*.xml)から定義情報を読み込みます。
<読込・追加>
現在の定義情報に追加して、クイックバー定義情報ファイル(*.qmn/*.xml)から定義情報を読み込みます。
<保存>
定義された情報をクイックバー定義情報ファイル(*.qmn/*.xml)を指定して保存します。

【クイックバー定義情報ファイル】
クイックバーの設定ファイルの保存、読み込みに関して、従来の*.qmnファイル(バイナリ)に加えて*.xmlファイル(テキスト)にも対応しました。
エディター上でXML形式の定義ファイルを直接編集する事ができます。
※ただし、起動時に自動的(あるいは起動オプション指定)に読み込まれるのは、*.qmnファイルのみとなります。

■ クイックバーの設定<追加>
<追加>ボタンを押すと、[クイックバーボタンの設定]ダイアログボックスが表示されますので、登録を行い<OK>ボタンをクリックします。
ボタンイメージ(「テキスト」あるいは「ビットマップイメージ」)は必ず設定して下さい。
コマンド
ドロップダウンリストからクイックバーに登録するコマンドを設定します([カスタマイズ]-[ユーザーメニューの定義]でメニューを定義しているものは、そこで設定したメニュー名としてプルダウンから選択できます)。
説明
メニューをマウスで指定した時に、ステータスバーに表示されるメッセージを入力します。
ツールチップ表記
メニューをマウスで指定した時に、ツールチップに表示されるメッセージを入力します。
HTMLヘルプファイルタイトル
作成するHTMLファイルのタイトルを記述する(例えば、"ABC.htm"を作る場合"ABC"と記述する)と、F1キーがクイックバーボタン上で押された場合、もしくは、ヘルプ矢印のツールバーボタンでのヘルプ表示でクイックバーボタンが選ばれた場合、第一に、PC-MAPPING起動フォルダーのQB.chm::/Help/<HTMLヘルプファイルタイトル>.htm(HTML Help)を、ここになければ、PC-MAPPING起動フォルダーの./Help/<HTMLヘルプファイルタイトル>.htmを探して独自のヘルプを表示します。
ボタンイメージ
テキスト
クイックバーボタンに登録する文字を入力します。
ボタンタイプ
従来からの「通常のボタン」・シェーディングやバンプ(隆起状)、メタリックの組み込みデザイン型ボタンを追加サポート。
この場合、カラー設定は「前景(テキスト)カラー」のみが有効で、「背景カラー」は使用されません。
フォント
画面に表示するフォントを指定します。
ボタンを押すと[フォント]ダイアログボックスが表示されますので、ボタンサイズを考慮して設定を行い<OK>ボタンを押して下さい。
[イメージと文字列を垂直に並べる]チェックボックス
ONの場合、登録されているイメージと文字列を垂直に並べてクイックバーボタンに貼り付けます。
[文字を左寄せ]チェックボックス
ONの場合、「テキスト」の文字列を左寄せにします(デフォルトは中央寄せ)。
[このボタン固有のサイズ(ピクセル)]チェックボックス
幅・高さをれぞれチェックがONの場合は、テキストフィールドに入力した値にボタンサイズを設定できます。ただし、幅を小さくしても2段組等の処理はされず、どちらかというと高さを調整する事が主眼です。

ここで設定されない場合は、[クイックバーの設定]ダイアログボックスの「ボタンサイズ(ピクセル)」の値が反映されます。

←幅は同じで、高さのみそれぞれのボタンで異なるように設定した例。

色の詳細
ボタンを押すと、[クイックバーボタンカラー設定]ダイアログボックスが表示されますので、設定を行い<OK>ボタンを押して下さい。
[このカラー設定を有効にする]チェックボックスがONの場合、以下の色の設定が反映されます。
▼ ボタンが押されていない時
▼ ボタンが押されている時
▼ ボタンにフォーカスがある時
[補足]
クイックバーのボタンの縁が濃い黒色になる状態がフォーカスです(クールルックを適用しない方がわかり易いと思います)。
ビットマップの指定
ボタンを押すと、[クイックバーボタンイメージ設定]ダイアログボックスが表示されますので、設定を行い<OK>ボタンを押して下さい。
  • マウスボタンが押されている時、または、ボタンがクールルック表示時にマウスがボタンの上にある場合
  • マウスボタンが押されていない時、または、ボタンがクールルック表示時にマウスがボタンの上にない場合
それぞれの設定が行なえます。
ビットマップファイル
クイックバーボタンに登録するイメージファイル(ビットマップ)を設定します。
イメージ解除
クイックバーボタンに登録されているイメージファイルを解除します。
コピー
ボタン横の窓に表示されているイメージをクリップボードにコピーします。
設定されているイメージを基に編集をする時に便利です。
貼り付け
クリップボードにコピーされているイメージをボタンに貼り付けます。
貼り付けられたイメージはボタン横の窓に表示されます。
イメージ透過色
貼り付けるビットマップイメージの透過色を指定できます。
例えば、下のようなイメージを貼り付ける場合
▼ 「透過色」を指定しない
▼ 「透過色」に白を指定

[(可能であれば)マウストラッキングを保留して実行する]チェックボックス
ONの場合、マウス入力待ちを保留にして実行できる表示メニューを設定します。
拡大、縮小など表示領域の変更メニューの登録時に有効です。
ただし、マウス入力待ちを保留にできないメニューは無効になります。
(すべての状況で)
現在アクティブなウィンドウに関係なく、全ての状況でクイックバーのボタンを非表示・使用不可にします。
[非表示のスペース確保]チェックボックス
「詳細制御」で「非表示」にしたボタンの分、詰めて表示するか、あるいは「非表示」ボタンの部分は空白にして表示するかを選択できます。
例えば、以下のクイックバーの<DB検索>ボタンに対して設定を行ないます。
▼ 「非表示」チェックON、
「非表示のスペース確保」チェックOFFの場合

▼ 「非表示」チェックON、
「非表示のスペース確保」チェックONの場合

[使用不可時テキストをグレー化しない]チェックボックス
[使用不可時イメージをグレー化しない]チェックボックス
通常「使用不可」に設定されたボタンはイメージ・テキスト両方がグレー化されますが、このチェックボックスがONの場合は、チェックされた項目(テキストorイメージ)はそのままの状態で表示されます。
例えば、以下のクイックバーの<使用不可>ボタン(テキストもイメージもグレー化)に対して設定を行います。
▼ 「使用不可」チェックON、
「使用不可時イメージをグレー化しない」チェックONのボタン

▼ 「使用不可」チェックON、
「使用不可時テキストをグレー化しない」「使用不可時イメージをグレー化しない」チェックONのボタン

(詳細制御)
現在設定しているクイックバーを、どのウィンドウの時に非表示・使用不可にするかを設定します。

<OK>ボタンを押すと画面上にクイックバーが表示されます。
「ツールチップ表記」で設定した「作業箇所確認」という名前が、クイックバーメニュー上にマウスを当てた時に表示されているのが確認できます。

また、ステータスバーにも「説明」として設定した内容が表示されています。

■ クイックバーの設定<更新>
クイックバーリストを選択(凹んだ状態)してコマンドまたはビットマップファイルを設定します。
<更新>ボタンを押すと、クイックバーの内容の更新が行われます。

■ クイックバーの設定<削除>
クイックバーリストを選択(凹んだ状態)して<削除>ボタンを押すとリスト上から削除されます。

■ クイックバーの順番を変更<↑ 上へ><↓ 下へ>
クイックバーのリストを選択(ボタンが凹んだ状態)してボタンをクリックするとリストが上下方向に移動します。
リストのドラック&ドロップでも同様の処理ができます。

■ セパレータを追加する(1)-イメージを用いない場合
クイックバーボタンが増えてきた場合やボタンの種類がいくつかのカテゴリで分類できる場合は、「メニューのカスタマイズ」のようにセパレータがあると非常に見やすくなります。
  1. 通常のクイックバーを追加するように[クイックバーのボタン設定]ダイアログボックスを開きます。
  2. 「ボタンタイプ」から「セパレータ」を選択すると、全ての状況で「使用不可」となり、また、コマンドの実行も行なえなくなります(「非表示」の設定は行なえます)。
    「高さ」をこのセパレータ用のサイズ(ここでは「3」)にするなどして下さい。

■ セパレータを追加する(2)-イメージを用いる場合
上記の場合と同様に、「ボタンタイプ」から「セパレータ」を選択し、「ビットマップの指定」でボタンにイメージを登録(ここではテキストも並べて表示しています)すると、イメージを持ったセパレータを設定する事も可能です。

■ オプション
[背景色]
クイックバーの背景色を選択できます。

[背景イメージ]
クイックバーの背景にイメージを貼り付ける事ができます。
<ビットマップファイル>ボタンで読み込みたいビットマップファイルと、整列のタイプを指定して下さい。

[クールルックを適応しない]チェックボックス
ONの場合、常に「立体的な」ボタン形状となります。
※ここでの設定は、クイックバーにのみ適用されます。

[右ボタンポップアップメニューを出さない]チェックボックス
ONの場合、クイックバー上でのポップアップメニューを非表示にします。

[8方向スクロールバー]
ボタンのスタイルをリストの中から選択します。
「表示しない」を選択した場合は、登録されているボタンのみをクイックバーに表示します。

■ クイックバーのボタン表示
クイックバーは、独立したミニフレームウィンドウとして、「フローティング」状態にしたり、メインフレームウィンドウに「ドッキング」させる事ができます。
▼ ドッキング状態
▼ フローティング状態

この時クイックバー右上に表示される<×>(=閉じる)などのボタンを非表示にする事ができます。
[スタート]-[システム環境設定]-[ドッキングバー]パネルを開き、表示したくない項目にチェックを入れます(ここで設定を変更した場合は、PC-MAPPINGを再起動して下さい)。

[ドッキングバー]パネルでボタンを「表示しない」にすると、以下のようにクイックバー上部のボタンが表示されないのが分かります。
▼ ドッキング状態
▼ フローティング状態

■ クイックバー内のスクロール表示
ウィンドウサイズの制限で全てのボタン等を表示できない場合、マウスをクイックバーの上辺または下辺に置いて左ボタン押下でスクロールします。
▼ マウスカーソルの形状が変わると、上下にスクロールする事ができます。

■ VBスクリプトの登録
コマンドだけでなく、直接VBスクリプトをクイックバーに登録できます(引数の指定も行なえます)。
「Sample.vbs」スクリプトファイルに引数「画地」「3」を設定する場合
Sample.vbs△画地△3 (△は半角スペース)
を記述します。