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フィールド結合
他のデータベースのデータをアクティブなデータベースの別フィールドに結合します。
データベースの結合をするには、結合する他のデータベースの、結合キーとなるフィールドが必要です。
■ 他のデータベースのフィールドを結合する
  1. 「土地情報1」データベースに「土地情報2」データベースの「所有者」フィールドを結合します。

  2. 結合元のデータベース(「土地情報1」)をアクティブにして、[編集]-[フィールド結合]を選択すると[フィールドの結合]ダイアログボックスが表示されます。
    以下のように設定を行い、<OK>ボタンを押します。
    • 結合キーとなるフィールド → ID
    • 結合するデータベース → 土地情報2
    • 結合キーとなるフィールド → ID
    • 結合するフィールド → 所有者

  3. 「ID」フィールドをキーとして、「土地情報1」データベースに「土地情報2」データベースの「所有者」フィールドが結合された事が確認できます。

■ データベースリンク(辞書引き)しているフィールドを実体に置き換える
  1. 「土地情報2」データベースの「登記地目」フィールドは文字で表示されていますが、データベースリンクされているので、実体は整数です。

    ▼「登記地目」フィールドの[属性フィールドの設定]ダイアログボックス

  2. 「土地情報2」データベースに「地目辞書」データベースの「地目」フィールドを結合します。
    結合元のデータベース(「土地情報2」)をアクティブにして、[編集]-[フィールド結合]を選択すると[フィールドの結合]ダイアログボックスが表示されます。
    以下のように設定を行い、<OK>ボタンを押します。
    • 結合キーとなるフィールド → 登記地目
    • 結合するデータベース → 地目辞書
    • 結合キーとなるフィールド → ID
    • 結合するフィールド → 地目

  3. 「土地情報2」データベースに「地目辞書」データベースの「地目」フィールドが結合された事が確認できます(「地目」フィールドは実体に置き換わっています=スタイル:文字型)。

    ▼「地目」フィールドの[属性フィールドの設定]ダイアログボックス

■ 補足
[カ ヵ、ケ ヶなどの違いを無視する]オプション
このチェックがONの場合、カ ヵ、ケ ヶなどの違いを無視して処理を行います。
例えば、以下の2つのデータベースをそれぞれの「名称」フィールドをキーとしてフィールド結合を行うとします。

しかしこの時、
  • 左のデータベースでは「幡谷○丁目」
  • 右のデータベースでは「幡谷○丁目」
になっているので、結合されません。

[フィールドの結合]ダイアログボックスで、[カ ヵ、ケ ヶなどの違いを無視する]をONにすると、「ケ」と「ヶ」の違いは無視されるため、結合処理を行う事ができます。

[キーを日付として解釈し、もっとも近いものにマッチさせる]オプション
このチェックがONの場合、結合キーとなるフィールドを日付とみなし、最も近いものを選択して処理を行います。
例えば、以下の2つのデータベースをそれぞれの「調査年月日」フィールドをキーとしてフィールド結合を行うとします。

オプションチェックがOFFの場合は、完全に一致しないフィールドは結合されません。

[フィールドの結合]ダイアログボックスで、[キーを日付として解釈し〜]をONにすると、完全一致でなくとも、(日の間が)より近いフィールドを探し出し、結合処理を行う事ができます。

下の例では、左のDBの10レコード目、「2006/11/28」の場合、最も近いものとして右のDBの14レコード目、「2006/11/27」が結合対象となっている事が分かります。