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集計・統計処理機能
MS-AccessやMS-Excelのような外部データベースで集計処理を行なった後、PC-MAPPINGのデータベースとしてインポートする事もできますが、簡単な集計処理であればPC-MAPPING上でも行なえます。
DBメニュー:[編集]-[集計・統計処理]では、キーフィールドを3つまで指定し、「合計・平均値・最大値・最小値・標準偏差・平均絶対偏差・メディアン」等の処理方法を選択する事ができます。
また、フィールド毎に集計の設定が行え、更に元のフィールドデータに乗ずるファクターフィールドを指定できます。 集計結果は別データベースを作成し、表示します。
■ 操作方法
  1. 以下のようなデータベースで、市町村別に地価公示価格の平均を計算します。

  2. [編集]-[集計・統計処理]を実行すると、[集計]ダイアログボックスが表示されます。
    処理するフィールド
    フィールド
    整数型、長整数型、実数型のフィールドが対象です(その他の型のフィールド名はリストに表示されません)。
    「集計処理機能」が、合計、最大、最小の場合で、処理フィールドが全て同じ型で、それが、整数、長整数の場合は、集計後のフィールドも整数、長整数となります。
    [該当レコード数を集計する]チェックボックス
    ONの場合、該当レコード数を「Count」フィールドに表示します。

  3. 上記設定を行ない、<OK>ボタンをクリックします。
    集計が終了すると、以下のようなデータベースが作成、表示されます。
    ※結果出力データベースの最後尾に、「総合計」のレコードが追加されます。

  4. 2.で「第1キーフィールド」のチェックをOFFにして同様の平均値算出の処理を行うと、全件に対して(市区町村名別、といった分類がない状態での)平均を求める事ができます。

  5. 設定を行ない、<OK>ボタンをクリックします。
    集計が終了すると、以下のようなデータベースが作成、表示されます。

    ※キーフィールドを設定しない場合は、[Item]フィールドと[値]フィールドからデータベースが生成されます。
    [Item]フィールドは文字型で、「処理するフィールド」で選択したフィールド名(と処理機能名)がレコードに入力されます。
    [値]フィールドは、集計結果の値が入力されます。

  6. また、集計処理機能にはVer.7から偏差や中央値(メディアン)を算出する機能も追加されました。

    計算式を意識せず、フィールドと処理方法を選択するだけで、統計処理を行う事ができます。

■ 補足
  • [第1キー]、[第2キー]、[第3キー]を設定し「処理するフィールド」を選択した場合、集計結果データベースのフィールドは元フィールドの設定情報が有効になります。
  • キーを設定しない場合は、[Item]フィールドと[Value]フィールドからデータベースが生成されます。
    [Item]フィールドは文字型で、「処理するフィールド」で選択したフィールド名がレコード入力されます。
    [Value]フィールドは、集計結果の値が入力されます。
  • 「処理するフィールド」で複数選択したフィールドの型が一致しない場合は、「実数型」>「長整数型」>「整数型」の順で型を決定します(例えば、「整数型」と「実数型」を選択した場合、[Value]フィールドは「実数型」になります)。 また、型以外のフィールド設定も決定したフィールドの設定を有効にします。 なお、選択したフィールドに「実数型」が複数存在する場合、若い順番のフィールドを有効にします。
  • 結果出力データベースの最後尾に、「総合計」のレコードが追加されます。