スクロールロックについて
「スクロールロック」は、MS-EXCELの「ウィンドウ枠の固定」と似た機能で、データベースを表示している時に、スクロールバー(カード形式表示の場合はページ内垂直スクロールバー、リスト形式表示の場合は水平スクロールバー)で常に固定表示させておきたい(スクロールしない)項目数を指定し、表示します。
項目数が多い属性DBなどの場合に便利です。
ただし固定できるのは先頭から連続した範囲だけです。
- ■ 使用例
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- 以下のようなデータベースがあるとします。
フィールド数が多いため、ウィンドウを最大にしても、スクロールする幅が大きくなります。
- その場合、レコードの左側(「行政コード」や「市区町村名」フィールドなど)がスクロールして見えなくなってしまい、どのエリアについての情報なのか分かりにくくなる事が考えられます。
このような時に「スクロールロック」を利用します。

- ■ 設定方法
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- 設定したいデータベース(内部属性の場合は、レイヤーエキスパートの各ベクター要素パネル、「内部属性」の右側に設定箇所があります)の[属性データベース設定]ダイアログボックスを表示します。
- 常に表示したいフィールドの番号をプルダウンから選択します。
ここではどの場所か分かりやすいように、「市区町村名」フィールドまでを固定フィールドとします。
- <OK>ボタンを押し、データベース表示画面に戻ります。
すると設定した「2」番目のフィールドの後に、固定位置を示す細い黒線が表示されているのが分かります。
この状態で左右にスクロールバーを動かしても、先頭2フィールドは固定され、それ以降のフィールドのみがスクロールされているのが確認できます。
「カード形式」の場合は、以下のように、垂直スクロールバーが「2」フィールドまで固定されます。

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