【フィールド型】列挙型
あるフィールドの値がある程度パターン化されている場合、一般的には辞書データベースを作成してデータベースリンクを設定します。
辞書データベースのレコード数がそれほど多くない(*)場合には列挙型のフィールドが有用です。
列挙型のフィールドは実態は整数ですが、辞書データベースの代用となる「列挙リスト」を内部的に保持し、セルの整数値に対応する文字列を表記する事ができます。その使い方は、辞書データベースとのデータベースリンクと似ています。
(*)リスト項目の登録上限は「50」です。
これ以上になる場合は、従来の辞書引きデータベースを作成し、リンクを設定してご利用下さい。
- ■ 設定方法(1) 入力で列挙リストを作成する場合
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- 「調査点」レイヤーのポイント内部属性に列挙型のフィールド「調査状況」を追加するとします。
- [レイヤーエキスパート]-[ポイント]パネルを開き、<内部属性>欄で【追加】ボタン−[個別に設定して追加]で、[属性フィールドの設定]ダイアログボックスを開きます。
次のように設定をして、<設定>ボタンを押します。
- [列挙型フィールド設定]ダイアログボックスが表示されます。
ここで、内部的に保存する「列挙リスト」として「整数値-文字列」のセットを設定します。
- 値:整数値を入力します。
- 文字列:表記する文字列を入力します。
- <追加>ボタンをクリックして、<列挙リスト>欄に追加します。

- 作成する「整数値-文字列」のセットについて、(1)〜(3)の処理を繰り返します。

- <OK>ボタンをクリックして[列挙型フィールド設定]ダイアログボックスを閉じます。
- <OK>ボタンをクリックして[属性フィールドの設定]ダイアログボックスを閉じます。
- 「調査状況」フィールドが追加され、セルへの入力は候補リストからの選択で行う事ができます。

- ■ 設定方法(2) 列挙リストを一括で取り込む場合
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- 辞書データベース「道路状況辞書」の内容を、列挙型フィールド「前面道路状況」の列挙リストに一括で取り込むとします。
- 新規に列挙型フィールド「前面道路状況」を追加して、[列挙型フィールド設定]ダイアログボックスを開きます。
<辞書NDVから>ボタンをクリックします。

現在表示状態のデータベースが表示されますので、対象となる辞書データベースを指定します。
- 指定したデータベース「道路状況辞書」の内容が、「列挙リスト」にコピーされます。
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