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Microsoft Office 2013/2019でのPC-MAPPINGのデータベース接続について
Microsoft Office 2013または2019をインストールしたマシンで、外部データベース接続でExcel(*.xlsx)、Accese(*.accdb)とリンクしているプロジェクトを開く、もしくはDBを単独で開く・プロジェクトに登録しようとした場合、エラーメッセージが表示され、DBを読み込む事ができない場合があります。
■ エラー例
  1. XLSXファイルと外部データベース接続(ODBC)したプロジェクトを開いた場合

  2. XLSXファイルを[ファイル]-[開く]から開いた場合

    等の警告画面が表示され、データを読み込みできません。

以前のOfficeのバージョン(Office 2007・2010)では問題なく表示できたが、新たにOffice 2013(または2019)をインストールした、もしくはアップグレードしたマシンで、上記のようなエラー報告が出されています。

■ 原因
オンラインでMicrosoftサイトからダウンロードし、新しい「クイック実行(Click-to-Run)形式」でセットアップしたOfficeでは、Excel(*.xlsx)やAccess(*.accdb)ファイルに接続するためのドライバーがインストールされない事が判明しています。
▼「ODBCデータソースアドミニストレーター」を実行し、「ドライバー」を見ると、「*.xlsx」のドライバーがありません

Officeでもボリュームライセンス版(DVDメディア)などの場合は、ExcelやAccessをインストールすると、これらのODBC接続ドライバー一式がインストールされます。
お使いのOfficeが「クイック実行形式」かそうでないかは、以下の方法で確認する事ができます。

【Officeセットアップ形式の確認方法】
  1. ExcelあるいはAccessで、[ファイル]-[アカウント]-[製品情報]を実行します。
  2. 「○○○のバージョン情報」の上に「Office更新プログラム」(更新オプションボタン)が表示されている場合は、クイック実行形式でインストールされたOfficeです。
  3. この形式のOfficeの場合は、通常のOfficeインストールではExcel(*.xlsx)やAccess(*.accdb)のドライバーがインストールされません。
    以前にOffice 2007・2010をインストールした事のあるマシンでは接続ドライバーが残っている可能性がありますが、新規にセットアップしたマシンではPC-MAPPINGの外部リンクが開けない、作成できない、等の問題が発生します。
    別途手動でインストールする必要があります

■ 対策:ODBCドライバーのダウンロード
Microsoft社ダウンロードサイト:Microsoft Access データベース エンジン 2010 再頒布可能コンポーネント
上記リンクから「AccessDatabaseEngine.exe」をダウンロードし、インストールします。
※64ビット版Windowsに32ビット版Officeをインストールされている方は、「AccessDatabaseEngine_X64.exe」でなく「AccessDatabaseEngine.exe」をダウンロード・セットアップして下さい。

▼「ODBCデータソースアドミニストレーター」を実行し、「ドライバー」を見ると、「*.xlsx」のドライバーが追加されています

ドライバーバージョンはv14(Office 2013で最新のドライバーはv15)ですが、xlsxやaccdbドライバーが含まれています。
タイトルから見ると、Acceess 2013のプログラムが2010に置き換えられて(ダウングレードして)しまう感じがしますが、中身は接続ドライバーのみですので問題ありません

どうしても上記インストールを行いたくない場合の(消極的な)方法としては、*.xlsxを*.xlsに変更して(*.accdbの場合は*.mdb)、PC-MAPPINGでリンクし直すと接続できる場合があります。
Windows8.1でも、OS自身に古いドライバー(*.xls/*.mdb)が含まれていますので、*.xlsや*.mdbであれば、外部リンクを開く事ができます。