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【フィールド型】 注記属性B
データベースのフィールド型に「注記属性B」は「注記属性」と類似しますが、「注記属性B」はデータの実体を持ちません。
フィールド設定で参照する文字列のフィールドだけでなく、フォントや文字サイズ、文字ボックスなどの注記属性に関する全ての情報を、あらかじめ設定した規定値、または、使用しないでレイヤーの設定に追従、あるいは、指定の他のフィールドを参照する事で構成されます。
※参照される他のフィールドは計算フィールドでもかまいません。
※この型を追加したDB(レイヤーも)を旧バージョンのPC-MAPPING Ver.6**で読み込むと、このフィールドとそれ以降のフィールドは失われますので、ご注意下さい。

■ 設定方法
  1. [レイヤーエキスパート]で、対象要素の内部属性にスタイル「注記属性B」のフィールドを追加します。

  2. <設定>ボタンを押すと[注記属性型(B)の設定]ダイアログボックスが表示されますので、該当するスタイルの内部属性フィールドを指定します(※参照される他のフィールドは計算フィールドでもかまいません)。

    計算フィールドの特例
    「フォント型」、「文字サイズ型」については、直接、計算フィールドを指定する以外に、以下の様な設定方法が利用できます。
    @「フォント型」
    文字列が返された場合これをフォント名とし、その他についてはそのDBのフォント設定で「フォント型」として認識する、あるいは “:”コロンで区切って記述できます。

    《例》 論理ポイント高さ:論理ポイント幅:Escapement:Orientation:Weight:Italic:Underline:StrikeOut:CharSet:OutPrecision
    :ClipPrecision:Quality:PitchAndFamily:フォント名:フラグ

    の形式であれば、完全なフォント型として認識します。
    上記の記述は「フォント型」で設定したフィールドを一旦文字列に変更した時の表記と一致します。
    A「文字サイズ型」
    文字列として H、W、P、F の形式で返される設定があれば、これを H:高さ、W:幅、P:ピッチ、F:固定と解釈した「文字サイズ型」として認識します。
    なお、Fは省略可能です。

    《例》 <H> & "," & <W> & "," & <P>

  3. 設定が終了したら[レイヤーエキスパート]に戻り、表示チェックをONに設定します。

  4. 「注記属性B」の設定内容で属性が表示されます。

    注記属性Bフィールドのセルの文字は、他のフィールドと区別がつくように緑色で表示されます。