SISエクスポートデータセット(.sed)のインポート
SISエクスポートデータセットはSED3.0フォーマット(SIS5.2)を使用しています。
※ただし、現状暫定仕様のため、今後変更される場合があります。
- ■ 操作方法
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- [インポート]-[CAD]-[CAD(その他)]-[SISエクスポートデータセット]を実行します。
- [SIS Export Dataset ファイルインポート]ダイアログボックスが表示されます。
設定を行い、<OK>ボタンを押して下さい。
- [関連するCSVファイルも(あれば)取り込み、内部属性DBと結合する]
- 関連CSVファイルの指定が行えます。
- SEDファイルと同ファイル名のCSVファイルがある場合はこれを開き、ない場合はSEDファイルのファイル名を含むファイル名を持つCSVファイルを探して、見つかればこれを開きます。
- CSVデータに「_id&」フィールドがあれば、これをキーとして、SEDデータ側の「id」とマッチさせて取り込みます。
「_id&」フィールドがない場合は、SEDデータ側とCSVのレコード数が一致する場合は、そのままレコードマージします。
- ■ 現状サポートされる要素
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SIS | PC-MAPPING | 備考 |
ポイント | ポイントとして取り込まれます | シンボル形状は取り込まれません |
マルチポイント | それぞれ個別のポイントとして取り込まれます | シンボル形状は取り込まれません |
テキスト | ポイントとして取り込まれ、文字列は属性として扱われます | カラーは取り込まれません |
ボックステキスト | ポイントとして取り込まれ、文字列は属性として扱われます | カラー、テキストサイズは取り込まれません |
ライン | アークとして取り込まれます | バルジ、ベジェ曲線は折れ線に変換されます線種、カラーは取り込まれません |
マルチライン | それぞれ個別のアークとして取り込まれます | バルジ、ベジェ曲線は折れ線に変換されます線種、カラーは取り込まれません |
エリア | 1アーク1ポリゴンのポリゴンとして取り込まれます | 塗りつぶしのブラシは取り込まれません |
マルチエリア | それぞれ個別の1アーク1ポリゴンのポリゴンとして取り込まれます | 塗りつぶしのブラシは取り込まれません |
ビットマップ | 背景ピクチャーのイメージとして取り込まれます | |
トポロジー(リンク) | アークとして取り込まれます | 線種、カラーは取り込まれません |
トポロジー(ポリゴン) | 構造化ポリゴンとして取り込まれます | 塗りつぶしのブラシは取り込まれません |
トポロジー(ノード) | 座標の一致するノードの属性として取り込まれます | 塗りつぶしのブラシは取り込まれません |
【注意】
- ブロック、アセンブル、マルチジオメトリに関しては、現状動作未確認です。
- チェーン、クランプ、グループは無視されます。
- 現状、カラー、線種、塗りつぶしのブラシ情報は取り込まれません。
- 空("")のレイヤーのデータは"Untitiled"レイヤーに取り込まれます。
- ■ 補足
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- 図郭情報は、SEDフォーマット「座標系セクション」の記述内容によって設定されます。
ただし、SIS5.2は平面直角座標系(測地成果2000)のEPSGコードに対応していないため、「投影法番号」項目が「-1」と入力される報告を受けております。
- 「投影法番号」項目が「-1」では設定内容が不明なため、PC-MAPPINGは「ペーパー座標系」としてインポートされます。
- 平面直角座標系(測地成果2000)を有効にしてインポートするには、SEDファイルを開き「SisCoordinateSystem」下部にある「-1」を平面直角座標系(測地成果2000)のEPSGコードに書き換えて下さい。
- EPSGコードは、2442+系番号(9系の場合、2451)の値を設定します。
- SEDファイル数が多く、ファイルを直接変更するのが困難な場合は、コマンドパラメーターで対処する事ができます。
詳しくはヘルプをご覧下さい。
- ■ 「座標系セクション」について
- SEDファイルの「座標系セクション」には以下のクラスがあります。
- 座標系クラス(SisCoordinateSystem)
- データムクラス(SisDatum)
- 楕円体クラス(SisEllipsoid)
- 横メルカトルクラス(SisTransverseMercator)
- 《例》経緯度座標系、世界測地系のデータ
-
SisCoordinateSystem
{
Degrees, ---@
9.052661105689583e+004,
4612, ---A
true,
true,
false,
SisDatum
{
6612, ---B
6.378137000000000e+006,
6.356752314148178e+006,
:
},
:
@座標系
- 直角座標系 = Metres
- 経緯度座標系 = Degrees
A投影法番号
- 直角座標系 = 2442(+1〜19)
- 経緯度座標系 = 2
…等
Bデータム番号
- WGS84 = 1
- Tokyo = 2
- その他 = 0
…等
▼よく参照されるEPSGコード
座標系 | 測地系 | EPSGコード |
直角座標系 | 世界測地系(JGD2000) | 2443(1系)〜2461(19系) |
経緯度座標系 | 世界測地系(JGD2000) | 4612 |
UTM座標系 | 世界測地系(JGD2000) | 3097(Zone51)〜3101(Zone55) |
経緯度座標系 | WGS84 | 4326 |
--- | 世界測地系(JGD2000) | 6612 |
直角座標系 | 日本測地系(TOKYO) | 30161(1系)〜30179(19系) |
経緯度座標系 | 日本測地系(TOKYO) | 4301 |
--- | 日本測地系(TOKYO) | 6301 |
- ■ インポートオプション
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- -RectKei nn(nnは1から19)
- SEDファイルの座標系コードが-1のとき、指定の系の直角座標として取り込む
- -Scale nnnn
- 縮尺分母を指定の値にする
コマンド:ImportSis△-RectKei△9 (△は半角スペース) などをユーザメニューやクイックバーに追加して利用します。
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