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【pcm.ini】新規作成時の設定
Pcm.iniファイルは、各種コマンド等の設定記憶ファイルで、PC-MAPPINGをインストールしたフォルダーに格納されます。
このファイルは「テキスト形式」となっていますので、エディター等で開き、編集を行なう事が可能です。
★ 間違えて修正した場合など、前回の環境と異なった動作をします。
★ また、削除した場合は初期状態に戻ります。このファイルの扱いは、注意して下さい。
★ 設定を有効にするにはPC-MAPPINGを再起動する必要があります。

ダイアログのコントロール値の多くは、前回実行時の値をpcm.iniに保存して、次回使用時に取り出して復元しています。
これらの情報はあまりに多く、雑然として、規則性がない(使用時の条件に左右される)等で、整理された表のようなものは用意されていません。
以下、最近追加された項目について箇条書きしています。
レイヤーの新規作成時のデフォルトフォントを設定する
[SystemEnvMgr]
LayerFontFace=MS ゴシック…フォント名
LayerFontSize=-12…フォントサイズ
指定がない場合は、Winodwsの環境として設定されているフォントになります。

▼ [レイヤーエキスパート]の各ベクターパネル

■ データベースの新規作成時のデフォルトフォントを設定する
[SystemEnvMgr]
DbFontFace=MS ゴシック…フォント名
DbFontSize=-12…フォントサイズ
指定がない場合は、Winodwsの環境として設定されているフォントになります。

▼ [属性データベースの設定]ダイアログボックス

■ レイヤーの新規作成時のデフォルト座標値を設定する
[LayerCoordInit]
Type=1…座標系の種類(1=直角/2=経緯度/3=ペーパー)
Std=1…測地系の種類(1=世界測地系/0=旧測地系)
KEI=9…直角座標の系
SCALE=500…縮尺分母
RectReso=1000…直角座標の論理解像度(1mあたりのピクセル数)
DegReso=80000…経緯度座標の論理解像度(1度あたりのピクセル数)
PaperSizeX=800…ペーパーの横サイズ(mm)
PaperSizeY=800…ペーパーの縦サイズ(mm)

設定を行なわない場合、[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]で新規レイヤーを作成すると、[座標系]は「ペーパー座標系」となります。

ここでラジオボタンを「直角座標系」に変更して<設定>ボタンを押すと、以下のようなデフォルト内容のダイアログが表示されます。

しかし、「Pcm.ini」ファイルに
[LayerCoordInit]
Type=1
Std=1
KEI=8
SCALE=500
RectReso=1000

と記述して同じメニューを実行すると、座標系は「直角座標系」になっているのが分かります。

また、付帯情報もiniファイルの通りに初期値が設定されます。

新規作成時の[LayerCoordInit][ImageCoordInit]以外の座標系ダイアログボックス設定は[CoordInit]セクションで設定します。
ヒント集【pcm.ini】Pcm.iniファイルA 「■ 新規作成時以外のデフォルト座標値を設定する」

■ イメージの新規作成時のデフォルト座標値を設定する
[ImageCoordInit]
Type=1…座標系の種類(1=直角/2=経緯度/3=ペーパー)
Std=1…測地系の種類(1=世界測地系/0=旧測地系)
KEI=9…直角座標の系(1〜19)
SCALE=500…縮尺分母
PaperSizeX=800…ペーパー座標の横サイズ(mm)
PaperSizeY=800…ペーパー座標の縦サイズ(mm)

■ データベースフィールドの新規作成時のデフォルトを設定する
[DbField]
DispF1=12…実数の表示桁
DispF2=3…実数の表示小数桁
DispD1=12…度分秒型の表示桁
DispD2=3…度分秒型の表示小数桁
DispR1=12…回転角度型の表示桁
DispR2=3…回転角度型の表示小数桁
指定がない場合は、全て「表示桁8・表示小数桁1」となります。