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プロテクタ装置に起因する障害報告
現在、プロテクタ装置に起因する障害が幾つか報告されています。
これらは、特定のマシンとプロテクタ装置が組み合わされた環境下で発生しています。
プロテクタ装置のメーカーより障害回避方法が報告されていますので、障害発生時の環境が下記の環境に該当する場合には、以下の手順に従ってパソコンの再設定を行って下さい。
■ トラブル
WindowsXP(SP2)マシンへPC-MAPPINGをインストールしたが、プロテクタ装置が認識されません。
最新版のHaspDInst.exeをダウンロードして、ご確認下さい。
HASPインストール方法については プロテクタ装置のインストールについて をご覧下さい。
最新版のHaspDInst.zip

パソコンがレジューム(スタンバイ、省電力モード等)状態になると、次にPC-MAPPINGを起動した場合「保護情報がないか破損しています」とのメッセージが表示されます。
レジューム(スタンバイ、省電力モード等)状態になると、パラレルポート、USBポートへの電源供給がなくなるパソコンに限り、このような現象が発生します。
対応方法としましては、レジューム機能を利用しない設定にして下さい。
※現象が確認されているパソコン:Fujitsu FMV CE9/100L、FMV-W610

■ 注意事項
USB HASPを取り外す際の注意事項はあるのでしょうか?
USBポートは活線挿抜が可能な仕様になっていますので、USB HASPもいつでも安全に取り外しする事ができます。

パラレルポートモデルHASPを使用する上での注意
HASP故障には自然故障と外的要因による故障があります。
物理的破壊、あるいは乱暴な扱いによる接触不良は論外として、外的要因による故障のほとんどは、ノイズによるものです。
つまりHASP本体あるいは信号ラインへのノイズ混入により、メモリやID、その他識別のための内容が変化してしまい、結果としてHASPを認識せずアプリケーションが使用できなくなるという現象になります。
以下にノイズ混入の原因を列挙しますので、使用環境のチェック、改善の検討のヒントにして下さい。
1.静電ノイズ
人体に静電気が貯まったままHASPや周りに触れるときの放電が問題となります。
静電気が貯まらない床構造または静電防止靴を使用します。

2.GNDラインが浮いているプリンタ切替器の使用
GNDラインが共通になっている切り替え器を使用するか、あるいは機器のGND間を共通ライン接続します。

3.電源を切断せずにHASPの抜き差しを行う
HASPの抜き差しは、かならず機器(PC、プリンタ)の電源を切って行います。

4.別ポートへの誤接続

5.インピーダンス・ミスマッチングを起こすプリンタケーブル(規格外ケーブル)の使用

6.長いプリンタケーブルによる、信号ラインへのノイズ誘導

7.その他

■ その他質問
PC-MAPPINGを起動中に、Windowsのユーザー切替の機能を使用し、別のユーザーでPC-MAPPINGをさらに起動しようとすると、プロテクタ装置を認識できずに起動されません。
プロテクタ装置の仕様で、Windowsのターミナルサービスを介して、HASPでプロテクトしたアプリケーションを複数のターミナルで同時に使用する事を防ぐための機構がドライバー側にあり、Windowsのユーザー切替の機能が、ターミナルサービスと同じロジックを使用しているために、このエラーが発生します。
これは、開発元も認識している制限事項です。現状で改修の予定は未定です。
この場合、アプリケーションを完全に終了させるとともに、前回起動したユーザを完全にシャットダウンする必要があります。
つまり、
  • ×:ユーザーAで起動/終了、ユーザーBにユーザー切り替え、ユーザーBで起動。
  • ○:ユーザーAで起動/終了、ユーザーAをシャットダウン。ユーザーBで、ログオン。ユーザーBで起動。
です。
プロテクタ装置は、ユーザー切替をサポートしていません。
また、管理者権限でインストールするか、起動するそれぞれのユーザーのアクセス権を持つ必要があります。

USB HASPはどのOSに対応しているのでしょうか?
USB HASPは、Windows 2000/XP/VISTA/7 に対応しています。
HASPが認識されない場合、HASPドライバが古い可能性があります。
最新版のHaspDInst.exeをダウンロードしてご確認下さい。
最新版のHaspDInst.zip