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カラー選択ダイアログボックス
[カラー選択]ダイアログボックスは、描画色の設定など、様々な場面で表示されます。
※ Ver.6では[ファイル]-[システム環境設定]-[操作]パネルにおいて「従来の標準タイプを使用する」チェックがOFFの場合に限り[カラー選択]ダイアログボックスをできましたが、Ver.7からはデフォルトで[カラー選択]ダイアログボックスが表示されます。
■ 使用方法
  1. 【▼】ボタンから表示されるカラー選択ドロップダウンから「その他」を選択すると、[カラー選択]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [組み込みカラー]・[カスタムカラー]・[CMYK]パネルから色を指定する事ができます。

  3. ただし、[属性フィールドの設定]ダイアログボックスで、
    • スタイル:カラー型
    • カラーモード:CMYK
    の場合は、CMYKカラー専用の選択ダイアログボックス([CMYKカラー設定]ダイアログボックス)が表示されます。

    例えば、上記のような設定がされているフィールドセルをダブルクリックすると、以下の専用ダイアログが表示されます。

■ pcm.iniファイルの設定
通常、カラー選択ドロップダウンを押すと下のようなリストが表示されますが、

[ColorCustom] セクション
Title=ユーザ定義カラー
Color1=RGB(102,153,204)
Color2=RGB(204,255,255)
Color3=RGB(153,204,204)
Color4=RGB(255,153,0)
Color5=CMYK(0,0,0,50)

と記述する事により、カラー選択ドロップダウンボタンのリストに指定された色が表示されます。
色の指定方法はRGB(r,g,b)とCMYK(c,m,y,k)指定が可能です。
なお、「Title="ユーザ定義カラー"」の「ユーザ定義カラー」は任意の文字列を指定可能。

また、その他で開かれたダイアログで選択されたカラーを「最近使ったカラー」として20個まで表示します。
この数は、
AutoHistory=10
などで変更でき、
AutoHistory=0
で表示しない、となります。

■ 補足:色の定義方法について
色を定義する場合、数値を用いてその色をどのように表示するかを指定します。この方式として、主なものが幾つかあります。
RGB
赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の組み合わせで表現する方式です。
各3つの色に0から255までの値が割り当てられています。これによって、16777216(24ビット)の色が表現されます。
HSL(HSI/HSV)
色調(Hue)、彩度(Saturation)、明度・輝度(Luminance)の組み合わせで表現する方式です。
この方式は以下のようにも呼ばれます。
  • 色調(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Brightness) = HSB
  • 色調(Hue)、彩度(Saturation)、明暗度(Intensity) = HSI
  • 色調(Hue)、彩度(Saturation)、明暗度(Value) = HSV
各3つの色に0から255までの値が割り当てられています。
CMYK
シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、ブラック(Black)の組み合わせで表現する方式です。
各4つの色に0から255までの値が割り当てられています。
4294967296色までの組み合わせ(32ビット)がありますが、実際には24ビットカラーを使用した場合と同じ色数(16777216)しか使用されません。

RGBとCMYKが扱える色域は異なります。
一般に、RGBの色域の方がCMYKの色域よりも大きい(より多くのカラーを再現できる)のですが、CMYKのカラーの中には、RGBで再現できないカラーもあります。

《例》 EPS形式にエクスポートした場合
▼ 元のプロジェクト

▼ エクスポートしたEPSをイラストレーターで開いた場合