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スクリプトによるプロジェクト構成の出力
プロジェクトに登録されているレイヤー、データベース、描画パラメーターのデータ構成をExcelファイルへ出力します。
※Microsoft Excelがインストールされている必要があります。
■ サンプル
サンプル[script40.zip(約65KB)]をダウンロードする
地番図.pcm:サンプルプロジェクト
ProjectFormatEx.js:サンプルJScript
ProjectFormatEx.vbs:サンプルVBScript

■ 準備
JavaScriptの場合「ProjectFormatEx.js」、VBScriptの場合「ProjectFormatEx.vbs」を記述します。
ここでは、「ProjectFormatEx.js」を例に記述します。

  1. ダウンロードしたファイルを解凍します。ここでは、「C:\sample\script40」とします。

  2. PC-MAPPINGを起動します。

■ 解説
要点1
Microsoft Excelを操作するには、Excel.Applicationオブジェクトを使用します。
これは、PC-MAPPINGオートメーションとは異なり、Microsoft Excelがインストールされていると使用できます。

[JScriptの場合]
var objExcel = new ActiveXObject("Excel.Application");
[VBScriptの場合]
Set objExcel = CreateObject("Excel.Application")

要点2
データベースクラス:GetCopyOfFieldInfo()メソッドからデータベースフィールドオブジェクトを取得します。
フィールド情報を取得するには、データベースフィールドクラスの各種プロパティを使用します。

[JScriptの場合]
var objFi = objLDb.GetCopyOfFieldInfo(iii)
[VBScriptの場合]
Set objFi = objLDb.GetCopyOfFieldInfo(iii)

要点3
プロジェクトクラスクラス:GetRenderParams()メソッドから描画パラメーターオブジェクトを取得します。
描画パラメーターの情報を取得するには、描画パラメータークラスの各種プロパティを使用します。

[JScriptの場合]
var objRp = objPrj.GetRenderParams(i, true);
[VBScriptの場合]
Set objRp = objPrj.GetRenderParams(i, True)

■ 実行
  1. ダウンロードしたサンプルプロジェクト「地番図.pcm」を開きます。

  2. コマンドラインバーが表示されているか確認します。
    表示されていなければ、[ワークスペース]リボン-[コマンドバー]-[コマンドラインバー]を実行します。

  3. スクリプトファイル「C:\sample\script40\ProjectFormatEx.js」と記述し、実行します。

  4. すると、Excelが起動し、プロジェクト構成がエクスポート、表示されます。

■ ヒント
レイヤー、データベース、描画パラメーターからデータ構成をさらに追加したい場合は、ヘッダータイトルとセル入力を追加して下さい。

《例》レイヤー内部属性フィールド「接頭語」「接尾語」の欄を追加します。
レイヤー構成のヘッダータイトル(1行目)になっています
var strLyrHeaderTitles = new Array("タイトル", "階層", …中略…, "初期値");

var strLyrHeaderTitles = new Array("タイトル", "階層", …中略…, "初期値", "接頭語", "接尾語");
のように、「接頭語」「接尾語」項目を追加します。
objSheet.Cells(lngRec, 25) = objLDb.GetCell(0, iii, false);//初期値
の下に
objSheet.Cells(lngRec, 26) = objFi.Header;//接頭語
objSheet.Cells(lngRec, 27) = objFi.Tailer;//接尾語

のように、データベースフィールドクラス:Header()、Tailer()プロパティを追加します。
すると、以下のように出力されます。