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レイヤーのマージ
複数のレイヤーを接合して、一枚のレイヤーにします。
■ 準備
接合するレイヤーは前もって[編集]-[正規化]-[図郭でクリッピング]を実行しておいて下さい。
「ポリゴン生成」処理は全てのレイヤーの併合が終わってから行って下さい。

■ 操作方法
  1. 以下のようなプロジェクトがあるとします。
    このプロジェクトは、フォルダー毎に各市のデータが入っています。
    @と@’、AとA’…といったように、レイヤー名が同じものを一枚のレイヤーに結合するとします。

    「茅ヶ崎市」フォルダーの
    「行政区界」レイヤー
    →まとめて→全域の行政区界レイヤー
    「鎌倉市」フォルダーの
    「行政区界」レイヤー

  2. [編集]-[レイヤー]-[併合・連結]を実行します。
    すると、以下のダイアログボックスが表示されます。
    ※ 現在、「茅ヶ崎市」フォルダーの「行政区界」レイヤーが編集レイヤーのため、このダイアログには表示されていません。

  3. レイヤー名の前のチェックボックスをONにする事で、併合対象となるレイヤーを任意に選択できます。
    ここでは、各レイヤーフォルダー内にある、名称の同じレイヤーを接合したいので、<同一タイトルのレイヤーをチェックオン>ボタンを押します。

    現在の編集レイヤー名が「行政区界」なので、その名前と一致するレイヤー全てにチェックオン(ボタンが緑色→明るい緑色)が付きます。
    併合して市全域を示す一枚のレイヤーにしてしまった後、行政区界毎のレイヤーが必要なければ、ここで「処理後、プロジェクトから抹消する」をONにして下さい。
    レイヤーの指定は、CtrlやShiftを使って複数選択した上でのチェックON/OFFが可能です。
    また、ダブルクリック操作でON/OFFの切り替えも行なえます。

  4. <OK>ボタンを押すと併合が実行されます。
    上のダイアログで
    • 「行政区界」という名前のレイヤーを全て選択して一枚のレイヤーに
    • 「処理後、プロジェクトから抹消する」をON
    という設定を行なった結果が確認できます。

  5. この作業を繰り返し、プロジェクト内のレイヤーを全域を示すレイヤーに併合します。

■ 注意
上記の操作方法は、あくまでも「レイヤーを併合する」作業であって、内部にあるベクターデータを結合させる処理までは行なっていません。
例えば、以下のような二枚のレイヤーを併合するとします。

[編集]-[レイヤー]-[併合・連結]でレイヤーを併合すると、以下のようにレイヤーは併合されますが、ベクターは図郭線上で結合されてはいません。

この場合は、[編集]-[編集作図]-[自動結合]を選択し、ノード間を自動で結合させて下さい。
[自動結合]ダイアログボックスで設定を行い、<OK>ボタンを押すと直ちに実行されます。

端点ノードが、結合点ノードになっているのが分かります。

また、自動結合後のノードにはダミーノードも含まれているので、それらを削除するには、[編集]-[編集作図]-[アーク連結ノードの削除]を実行して下さい。