サポート > PC-MAPPING ヒント集 > ベクターデータ > バッファー生成
バッファー生成
[ツール]-[領域検索]-[バッファー生成]-[バッファー生成]では、前景レイヤーのベクター要素に対してバッファー(1アーク1ポリゴン)を生成します。
■ 設定方法
  1. 前景レイヤーのポイントからバッファーを生成します。

  2. [ツール]-[領域検索]-[バッファー生成]-[バッファー生成]を実行すると、[バッファーの生成]ダイアログボックスが表示されますので、バッファー生成元のベクター要素、バッファーの範囲、バッファーを生成するレイヤーなどを設定します。
    ここでは、「全てのポイントから一律半径500m」で円バッファーを生成します。

  3. 以下のようにポイントから500mのバッファー領域(ポリゴン)が生成されます。
    バッファーのアーク・ポリゴンにはそれぞれ元となったポイントの属性が転記されます。

  4. [(RVCモードの場合)複数バッファーを合成する]チェックボックスをONにすると、バッファー領域ポリゴンが合成されます。
    ただし、この場合は、バッファー作成元の属性は転記されませんのでご注意下さい。

  5. ポイント・ノードからのバッファー生成の場合は、[(ポイント、ノードからの場合、円ではなく)正方形を生成する]チェックボックスをONにする事で、円でなく正方形のバッファーも作成する事ができます。

■ 内部属性値を利用したバッファー生成
  1. 前景レイヤーのアークからバッファーを生成します。
    この時、アーク内部属性の「@最大幅員」を元にしてバッファーを生成します。

  2. 「アークから生成する」を選び、「内部属性値の使用」ドロップダウンリストから使用したい属性フィールドを選択します。
    ここでは「@最大幅員」を指定します。

    [(アーク、ポリゴンからの場合)RVCモードでバッファー生成する]チェックボックスがOFFの場合、そのアークの方向から「右側」「左側」「両方」を選択する事ができます。

  3. <OK>ボタンをクリックすると、「@最大幅員」の値を利用したバッファが生成されます。

■ RVCモードの使用
  • アークとポリゴンからのバッファーを生成するにあたっては、一旦アーク・ポリゴンの外周を指定の距離に相当する半径の円を移動させて得られるイメージデータを作成し、これをラスター・ベクター変換します(=RVCモード)。
    「RVCモード」がOFFの場合は、「平行アーク」作成と同種の手法でバッファーが生成されます。
    ▼ RVCモード:OFFの場合

    RVCモードでは、補間点の多い、あるいは鋭角に折れ曲がるベクターに関しては生成されたバッファー線が交差するなどの問題が解消されますが、処理速度は一般に低下します。
    また、極端に大きい(広範囲にまたがる)アークやポリゴンを指定した場合は、RVCのために生成されるイメージのサイズが限定(現状内部的に最大2000*2000ピクセル)されるため、精度は低下します。
    ▼ RVCモード:ONの場合

    ▼ RVCモード:ONの場合(かつ、[(RVCモードの場合)複数バッファーを合成する]:ONの場合)

  • ポリゴンから、RVCモードONで、(RVCモードの場合)複数バッファーを合成するもONの場合、ポリゴンの内側・外側(デフォルト)にバッファーを生成する事ができます。

    ▼ [ポリゴンの内側バッファーを生成]チェックボックス:OFFの場合⇒外側にバッファーが生成されます。

    ▼ [ポリゴンの内側バッファーを生成]チェックボックス:ONの場合