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[掴み分け]機能
補間点処理における同一座標の補間点(ノード)の掴み分け、アーク削除、アーク反転、アーク移動、アークセグメント移動、アーク回転、アーク平滑化、アークの曲線あてはめ編集における同一座標のアークの掴み分けが行なえます(デフォルトでは掴み分けのダイアログが表示されますが、メニューを実行して、マウスで補間点やアークを掴む直前にF2キーを押すと、この機能を抑制します。再度、F2キーを押すと抑制が解除されます)。
■ 操作方法
  1. 例えば、「補間点操作」で指定した箇所に同一座標の端点ノードが複数ある場合、[掴み分け]ダイアログボックスにそれらの情報が表示されます。
    リストで指定したノードは画面上で選択表示されますので、どのノードに対して処理を行なうかをあらかじめ指定できます。

  2. ノードを指定します。

  3. 同一座標のノード情報が表示されます。現在掴まえているのは、Node ID「101」のノードです。

  4. リストで、Node ID「21」のノードを選択します。

  5. 今度は、Nore ID「26」のノードを掴まえています。

    同様にリスト内のNode ID「102」のノードを選択すると、ベクター画面上では該当するベクター要素が選択状態になります。
    ここでは「補間点操作」モード中のため、対象としたいノードが決まり<OK>ボタンを押すと続いて補間点操作が行なえます。

    「掴み分け」ダイアログボックスには次の情報が表示されます。
    Arc ID同一座標のアークの内部番号
    Node ID同一座標のノードの内部番号
    アーク内部属性同一座標のアークの内部属性
    「属性データ表示制御」で"ウィンドウ非表示"がONになっている場合は表示されません。
    ノード内部属性同一座標のアークの内部属性
    「属性データ表示制御」で"ウィンドウ非表示"がONになっている場合は表示されません。

■ pcm.iniファイルによる設定
アークの作図・編集処理中における「掴み分け」機能に関して、pcm.iniファイル
[SystemEnvMgr]
ScanMultiRange=2.5

などで、画面上の検索範囲(mm単位)指定できるようにした。
デフォルトは0.0で、この場合従来通り、(有効桁内で)完全に一致するもののみを対象とする。