Z値付与の方法
アークやポリゴンは、ノード(結合点・補間点)を含んだ状態で構成されています。
これらのベクター要素は図形上、結合していますが、Z値付与においては、個々に値を設定する事ができます。
また、3Dプロジェクトを作成する際には、各ベクター要素のZ値を参照しますので、どの要素に対してZ値が設定されているのかを把握しておく事が必要となります。
- ■ Z値について
- 例えば、2点間のアークの場合、アークの始終点のZ値と、端点ノードのZ値を別々に設定できます。
赤字=アークのZ値 / 青字=ノードのZ値
ポリゴンのように結合点を持つ場合も、アークの補間点および始終点のZ値と、結合点のZ値を別々に設定する事ができます。
更に、隣接したポリゴンなどは、結合点により連続するアークが存在するため、その構成は、もっと複雑になります。
- ■ 個別Z値付与
- ベクター要素にZ値を付与する方法の1つとして、メニュー[編集]-[Z値]-[個別Z値付与]があります。
ここでいう対象要素とは、各ベクター要素のどの部分に該当するかを説明します。
- アーク(1アーク単位)
- 対象要素:アーク
アークの補間点に付与します。
ノード(結合点、端点)には付与しません。
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結合点でつながっているアークに対して異なるZ値を与えた場合は、連結部分となるアークの始終点のZ値も異なった値となり、重なって表示されます。
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- アーク(補間点単位含ノード)
- 対象要素:補間点、ノード(結合点、端点)
アークの補間点および、補間点に重なっているノードに付与します。
- ノード
- 対象要素:ノード(結合点、端点)・アーク始終点(補間点)
アーク始終点以外の補間点には付与されないという点を除いては、「アーク(補間点単位含ノード)」と同様の処理をします。
※アーク始終点以外の補間点をクリックしても、Z属性は付与されません。
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- ポリゴン(構成アーク)
- 対象要素:ポリゴン
指定したポリゴンを構成するアークの補間点に付与します。
ノード(結合点)には付与しません。
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- ポイント
- 対象要素:ポイント
指定したポイントに対して付与します。
- アーク始終点(ノードは除外)
- 対象要素:アーク始終点(補間点)
アークの始終点(補間点)に付与します。補間点に重なっているノードには付与しません。
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- ノード(アーク補間点は除外)
- 対象要素:ノード
「ノード」ではノードとそれに重なった補間点にもZ値を付与しますが、ここではノードにのみ付与します。
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- ■ Z値の転記
- ベクター要素にZ値を付与する方法の1つとして、[編集]-[Z値]-[内部属性・Z値属性転記]があります。
ここでいう対象要素とは、各ベクター要素のどの部分に該当するかを説明します。
内部属性←→Z値の間で転記が行えます。
ここでは以下のようにアーク等のベクタ要素が内部属性として持っている高さ情報(「始点」・「終点」・「高さ」フィールド)を転記するとします。
【例1】アーク・ノード
■=アークの内部属性 / ■=アークのZ値 / ■=ノードの内部属性 / ■=ノードのZ値
- アーク(補間点)
- 対象要素:アーク
対象フィールド:アーク内部属性フィールド「始点」の値
…アークの補間点に転記します。ノード(結合点、端点)には転記しません。
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- ノード
- 対象要素:ノード(結合点、端点)
対象フィールド:ノード内部属性フィールド「高さ」の値
…ノード(結合点、端点)に転記します。アーク補間点には転記しません。
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- アーク始終点(2変数)
- 対象要素:アーク始終点
対象フィールド:アーク内部属性フィールド「始点」「終点」の値
…アークの始点、終点のZ値を対象に処理します。他の要素とは異なり、アーク始点側と終点側の2つのフィールドを指定できます。
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【例2】ポリゴン
■=ポリゴンの内部属性 / ■=アークの内部属性 / ■=アークのZ値 / ■=ノードのZ値
- ポリゴン(構成アーク)
- 対象要素:ポリゴン構成アーク
対象フィールド:ポリゴン内部属性フィールド「高さ」の値
…ポリゴンを構成するアーク補間点、および、補間点に重なっているノードに転記します。
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