【空間統計解析】ランダムポイントからのメッシュ生成
3点以上のポイントの持つ数値属性から、クリギング法(*1)で補間して、メッシュデータを生成します。
例えば、海図の深さポイントから深さのメッシュを、あるいは気圧のポイント情報から天気図を作成する場合などに用いられます。
(*1)クリギング法:「クリギング(kriging)」とは、空間補間法(*2)の1つです。
- 通常クリギング(ordinary kriging)
- 共クリギング(cokriging)
- 普遍クリギング(universal kriging)
- 普遍共クリギング(universal cokriging)
などがありますが、PC-MAPPINGの本メニューでは「通常クリギング」を採用しています。
(*2)空間補間:気温・降水量・標高のように任意の地点で観測可能な空間事象に関して、規則的あるいは不規則的に空間分布する観測点で得られた観測値に基づいて、観測なされていない地点(=補間点)の値(=補足値)を推定すること。
- ■ 設定方法
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- 以下のようなプロジェクトがあるとします。
ポイント属性に「水深点」として数値が入力されています。
- [ツール]-[空間統計解析]-[ランダムポイントからのメッシュ生成]を実行すると、[ランダムポイントからのメッシュ生成]ダイアログボックスが表示されます。
- 参照するポイントのレイヤー
- メッシュを生成するポイントのあるレイヤーを選択します。
- 転記する数値属性
- 生成されたメッシュの内部属性に転記するポイントの属性フィールドを選択します。
- メッシュを生成するレイヤー
- 生成されたメッシュは、ここで指定したレイヤーの[メッシュ]パネルに登録されます。
- 生成するメッシュ数
- 現在のレイヤーの領域を指定した数または、距離で分割してメッシュデータを作成します。
分割数と距離は連動していますので、どちらか片側の値を設定して下さい。
- [作成後、描画設定を行う]チェックボックス
- ONの場合、メッシュ生成が終了すると、[レイヤー描画設定]ダイアログボックスを開き、メッシュの着色を続けて行う事ができます。
- <OK>ボタンを押すと、メッシュ(新規に作成した場合は、参照するレイヤー名称+(Mesh))が作成され、ダイアログでのチェックによって引き続き[レイヤー描画設定]ダイアログボックスが表示されます。
- メッシュには水深値が転記されていますので、その値を利用してメッシュの描画を行います。
- 着色されたメッシュデータが表示されます。

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