サポート > PC-MAPPING ヒント集 > 3D(OpenGL) > 建物ポリゴンとTINについて
建物ポリゴンとTINについて
3Dプロジェクトにおける建物(ポリゴン)は様々な形状を表現できます。
また、建物が存在する地面の状態によっても表示方法が異なります。
Z値付与の詳細については、ヒント集Z値付与の方法 を参照して下さい。
■ サンプル
サンプルデータ[3d10.lzh(約60KB)]をダウンロードする
建物とTIN.pcm:サンプルプロジェクト
建物とTIN.pcm3:サンプルプロジェクト(3D)
色塗り.pcp3:3Dプロジェクト用描画パラメータ

■ 準備
  1. 以下のような様々な形のポリゴン家屋のあるベクタプロジェクトから3Dプロジェクトを作成します。

  2. PC-MAPPING上で「建物とTIN.pcm」を開き、[ツール]-[3D(OpenGL)]-[3Dファイル読み込み]で「建物とTIN.pcm3」を読み込みます。
    「街区」レイヤの高さは0m、「等高線」レイヤは最低値〜最高値(10m〜40m)となっています。

■ 建物とTINの関係
  1. 建物を平らな「街区」レイヤではなく「等高線」レイヤから作ったTINに乗せて斜面に沿った形で描画する場合は、[レイヤエキスパート]-[表示]パネルで[TINのZ値を加算する]チェックをONにします。

  2. 以下のように表示されます。
    この表示はポリゴンの塗りがどのように設定されているかによっても異なります。

  3. 例えば下のような建物の場合があるとし、塗りの「上面」を「斜面」「ビル」「家屋」と変更すると、表示もそれぞれ異なる結果になります。
    「斜面」の場合
    「ビル」の場合
    「家屋」の場合

■ 比較一覧
サンプルプロジェクト内のベクタ要素のZ値の持ち方、3Dプロジェクトにした時のそれぞれ上面ポリゴンの種類、更にTIN加算あり/なしの場合、組み合わせ結果がどのように表現されるのか、一覧にまとめました。
図面の赤色はノードのZ値・水色はアーク(補間点)のZ値です。
図面TINなしTINあり
斜面
ビル
家屋

外枠Z=5
内枠Z=10
斜面
ビル
家屋

外枠Z=10(厚さ=2)
内Z=10
斜面
ビル
家屋

外枠Z=5
中心交差点Z=10
斜面
ビル
家屋
図面TINなしTINあり

外枠Z=5
内枠Z=10
斜面
斜面/内枠=中空
ビル
ビル/内枠=中空
家屋
家屋/内枠=中空

外枠Z=5
内枠Z=10
斜面
斜面/内枠=中空
ビル
ビル/内枠=中空
家屋
家屋/内枠=中空