サポート > PC-MAPPING ヒント集 > 3D(OpenGL) > 3Dプロジェクト作成 初級編B
3Dプロジェクト作成 初級編B
ポリゴンの場合と同様に、アークやノードのZ値から3Dプロジェクトを作成します。
■ サンプル
サンプルデータ[3d3.lzh(約19KB)]をダウンロードする
OpenGL.pcm:サンプルプロジェクト

■ 準備
3Dプロジェクトを作成する前に、使用するアーク・ノードにZ値が付与されているかを確認します。

■ 操作方法(1)-アーク形状
  1. [ツール]-[3D(OpenGL)]-[3Dプロジェクトの作成]を選択します。

  2. [3Dプロジェクト]-[レイヤ]パネルには、現在のプロジェクトに登録されているレイヤが表示されます。
    ※プロジェクトにTINが登録されていない場合は、TINパネルは表示されません。

  3. レイヤ<管路>をダブルクリックするか、「管路」レイヤをリストで選択(青色反転)し、<レイヤエキスパート>ボタンを押して[レイヤエキスパート(管路)]を表示します。

    [レイヤエキスパート(管路)]-[表示]パネル
    3Dプロジェクトで表現する「管路」レイヤのベクタ要素および属性の表示などを指定します(この設定は3Dプロジェクトを作成した後での変更が可能です)。
    ここでは、
    • アーク線形:ON
    • ノード形状:ON
    にします(このレイヤにはポリゴンが存在しないので、[ポリゴン]パネルは表示されません)。

    [レイヤエキスパート(管路)]-[アーク]パネル
    アーク描画はベクタプロジェクトの場合と同じ状態にするため、
    • 「描画コード」フィールド:「線形」チェックON
    • 線形描画パラメーター:sample
    と設定します。

    [レイヤエキスパート(管路)]-[ノード]パネル
    ノード描画もベクタプロジェクトの場合と同じ状態にするため、
    • 「描画コード」フィールド:「描画」チェックON
    • 描画パラメーター:sample
    と設定します。

  4. 同様に、「街区」レイヤの[レイヤエキスパート]を表示します。

    [レイヤエキスパート(街区)]-[表示]パネル
    • アーク線形:ON
    • ポリゴン形状:OFF(地下の管路を確認し易くするためポリゴンフィルを非表示にします)
    【ポリゴンの透過】
    ここで「ポリゴン形状」をONにし、「透過」チェックボックスをONにして透過率を50%などと設定すると、フィルを透過状態にするので、街区ポリゴンの下にある管路を透かして表示する事ができます。
    「街区」レイヤ:ポリゴン形状=ON・透過チェック=OFF
    「街区」レイヤ:ポリゴン形状=ON・透過チェック=ON(50%)
    「街区」レイヤ:ポリゴン形状=OFF

    [レイヤエキスパート(街区)]-[アーク]パネル
    • 「描画コード」フィールド:「線形」チェックON
    • 線形描画パラメーター:sample

  5. レイヤーの設定が終了したら、[レイヤエキスパート]を<OK>ボタンで閉じます。
    次に[描画]の設定を行います。
    [3Dプロジェクト]-[描画]パネルを開いて下さい。
    ベクタープロジェクトで作成した描画パラメーター「sample」が登録されているのが分かります。

    ベクタープロジェクトから参照している描画パラメーター(ここでは「sample」)のペンやブラシパターンは、3Dプロジェクト内で変更はできますが、削除はできません。
    3Dプロジェクトで新規に追加した描画パターンは、変更も削除も行えます。

  6. [描画]パネル右側のリストから管路のペンパターン(1:管路)を選択し、<編集>ボタンをクリックします。
    表示される[ペンの設定]ダイアログボックスで、
    • スタイル:パイプ
    • 太さ・色:(任意で構いません。後で変更できます)
    と設定します。

  7. [描画]の設定が終了したら、[3Dプロジェクト]を<OK>ボタンで閉じます。
    すると以下のような新しい3Dプロジェクトが生成されます(ここでは見やすいように管路を太めに設定しています)。

■ 操作方法(2)-ノードシンボル
アーク形状と同様に、ノードに対しても、ベクタープロジェクトからの描画パラメータ「sample」が3Dプロジェクト側にも参照されています。
ベクターシンボルとして登録したノードパターンは「イメージ」として3Dプロジェクトに参照されています。

ここでは2Dのノードパターン(オレンジと青のシンボル)を3Dプロジェクト内で球形(または立方体・円柱・円錐など)のシンボルに変更します。

  1. [設定]-[描画パラメータ]を選択します。
    [描画]パネルが表示されますので、登録されている「sample」パラメータのノードパターン1を選択します。

  2. [ポイント(ノード)パターン設定]ダイアログボックスが表示されますので、
    • 形状:球
    • 材質:ON
    と変更し、<マテリアル設定>ボタンを押します。
    また、球のサイズ(半径指定)をテキストエリアに入力して下さい。

  3. [マテリアル設定]ダイアログボックスが表示されますので、基本色などの設定を行います。

    「マテリアル設定」については、ヒント集材質(マテリアル)について を参照して下さい。

  4. [ポイント(ノード)パターン設定]ダイアログボックスに戻るとプレビューウィンドウに設定した球形が表示されているのが分かります。
    サイズを指定し、<OK>ボタンを押すと、3Dウィンドウ内のノードパターン1がオレンジ色の球体に変更されているのが確認できます。

  5. 次に、ノードパターン2を青い立方体に変更します。
    2.と同様に、
    • 形状:立方体
    • 材質:ON
    と変更し、<マテリアル設定>ボタンを押して色を設定します。
    また、立方体のサイズ(幅・高さ・奥行指定)をテキストエリアに入力して下さい。

  6. パターンを設定し、<OK>ボタンを押すと、パターン2が青い立方体としてノードシンボルに表示されます。