サポート > PC-MAPPING ヒント集 > カスタマイズ > リボンバーのカスタマイズ
リボンバーのカスタマイズ
標準で設定されているリボンバーの表示・非表示や、メニューの追加・削除、また独自のリボンバーセットを作成して表示する事ができます。
リボンカスタマイズの設定は、下記のいずれからでも設定画面を起動できます。
  • [ワークスペース]リボン-[カスタマイズ]-[リボンバー]
  • コマンド:RibbonBarCustom (※)
(※)コマンドバー(コマンドラインバー)から「RibbonBarCustom」とタイプすることで実行可能です。
コマンドバーが表示されていない場合は、「Shiftキー+F5」でコマンドバーを表示できます。

リボンバーのほか、クイックアクセスツールバー、スタート画面(バックステージビュー)、アクセラレータキーについても、[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスで設定します。
■ リボンバー自体の表示・非表示
Ver.8.012〜
メニューにないコマンド:RibbonBarMinimizeを追加しました。
リボンバーを折り畳む、また、RibbonBarMinimize△0で畳んだリボンバーを復元する事ができます。

Ver.8.020〜
メニューにないコマンド:RibbonBarShowを追加しました。
リボンバーの表示/非表示を切り替える事ができます。

■ シンプルリボンモード
Ver.8.022〜
リボンを通常の3段(文字+アイコン)から1段(アイコン)表示にしたシンプルリボンモードに対応しました。
▼通常の3段リボンモード

▼シンプルリボンモード

メインウィンドウ右端のアイコン(↓)が該当します。

また、[ワークスペース]-[プロジェクトワークスペース]-[リボンバーの簡易表示をON/OFF](コマンド:RibbonBarSimplified)を追加し、「クイックアクセスツールバー」にもスライドチェックを追加しました。

■ リボンバーの表示・非表示
  1. 以下のようなリボンバーの表示状態から、メニュー単位で表示・非表示します。
    今回は、[インポート]リボンの非表示を行います。

  2. [ワークスペース]リボン-[カスタマイズ]-[リボンバー]を実行すると、[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [カスタマイズ]欄から[インポート]を選択し、<削除>ボタンを押すと、リボン一覧から削除されます。
    <OK>ボタンを押して、PC-MAPPINGを再起動すると、[インポート]リボンが表示されないことが確認できます。

■ 新規にリボンバーを作成する
  1. 独自のメニューだけを集めたオリジナルのリボンを作成します。
    [リボンカスタマイズ]ダイアログボックス内の、<新しいタブ>ボタンを押すと、[新規設定]ダイアログボックスが表示され、リボンバーのタブを設定できます。
    • 「新しい名称」:リボンタブの見出しに該当します
    • 「メニューキー」:Altキーと組み合わせてキーボード操作で、メニューを呼び出す場合に設定します
    • 「シンプルモード時は非表示」:このチェックがOnのタブ・グループ・メニューは「シンプルリボンモード」(→「■ シンプルリボンモード」)時には非表示状態になります。
    • 「ツールチップ」:見出しのため入力はありません
    • 「説明文」:見出しのため入力はありません

  2. 同様に、<新しいグループ>ボタンを押し、リボンバーのカテゴリー名を設定します。
    ここでは「照会」と設定しました。

  3. 「照会」グループを選択した状態で、「オリジナル」欄内のツリーを開き、[属性]-[照会]-[ポリゴン]を選択します。
    この状態で<追加>ボタンを押すと、「照会」グループの下位に「ポリゴン」メニューが追加されます。

  4. 今回は、メニュー名を「建物情報照会」に変更したいので、<変更>ボタンを押して、メニューの名称・ツールチップ・説明文を変更します。
    上記の設定が完了したら、<OK>ボタンを押します。

    以下のように「カスタマイズ」欄で設定が完了できたことが確認できます。

  5. [リボンカスタマイズ]ダイアログボックスで<OK>ボタンを押し、設定を終了します。
    PC-MAPPINGを再起動すると、リボンバーにメニューが追加されたことが確認できました。

  6. これらの作成したリボンメニューは、[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスにおいて、設定ファイルを「名前を付けて保存」(エクスポート)が行えます。

  7. 「リボン定義ファイル(*.ribbon)」として保存されますので、他のPC-MAPPINGにおいては、[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスからインポートすることで、同じリボンバーを利用する事が可能です(※【補足】参照)

■ リボンカスタマイズで設定できるその他のメニュー
[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスでは、リボンバーのほか下記3つの設定が行えます。
  • クイックアクセスツールバー
  • スタート画面
  • アクセラレータキー

@クイックアクセスツールバー:
以下の赤枠のように、常に表示されるメニューです。
このツールバーの追加、削除が行えます。

Aスタート画面:
PC-MAPPINGを直接起動した場合、もしくは「スタート」を押すと表示される画面をさします。
ここでは利用するメニューの表示・非表示の設定を行います。
元々表示していないメニューを追加することはできません。

Bアクセラレーターキー:
アクセラレーターキー(ショートカットキー)のカスタマイズを行います。
  1. [リボンカスタマイズ]ダイアログボックスの<アクセラレーターキー>ボタンを押すと、以下のダイアログボックスが表示されます。

  2. ここでは「アーク追加」にショートカットキーを割り振ります。
    「オリジナルリボン」欄から「アーク追加」を探し、<追加>を押すと、[新しい名称]ダイアログボックスが開きます。

  3. ショートカットキー入力欄では、実際にショートカットキーに割り当てたいキーをタイピングします。
    ここでは、Altキーと「K」を同時にタイプしています。

  4. [名称設定]ダイアログボックスを<OK>を押して設定を完了すると、「ショートカットキー」欄内に「アーク追加」が登録されたことが確認できます。

  5. PC-MAPPINGを再起動し、ベクターウィンドウで、『Altキー+K』を押すと、[作図]-[アーク追加]メニューが実行されます。

  6. これらの設定情報は[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスの<エクスポート>ボタンで、「リボン定義ファイル(*.ribbon)」として保存されます。
    この定義情報は起動オプション(-prmdir)で指定する事もできます。
    ヒント集 起動オプション(-PrmDir)

■ 補足
リセットする場合
何らかの事情で初期状態に戻したい場合、PC-MAPPINGのインストールフォルダーにある「pcm.ribbon」を削除することで、リボンバーカスタマイズ情報はリセットされます。
※その他のウィンドウの配置情報は「pcm.wks」を削除して、再起動することで、初期状態に戻ります。

カスタマイズの反映と「カスタマイズ保留」
リボンバーカスタマイズの変更反映はPC-MAPPINGの再起動が必要であり、また、再起動しても、[カスタマイズ保留]チェックボックスがONのままですと、起動時に変更された情報が反映されません。
これは[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスを開いて変更した場合も、「■ 新規にリボンバーを作成する-7.」にあるように、カスタマイズ情報ファイル(「リボン定義ファイル(*.ribbon)」)を別のマシンのPC-MAPPINGにコピーして読み込ませる場合も同様です。

[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスで各種(リボンバーメニュー・アクセラレーターキー・クックアクセスツールバー)カスタマイズした後に<OK>ボタンをクリックすると、
▼[ワークスペース]-[カスタマイズ]-[カスタマイズ保留]チェックボックスがONの場合、

▼[ワークスペース]-[カスタマイズ]-[カスタマイズ保留]チェックボックスがOFFの場合、

がそれぞれ選択できます。
★「更新して、閉じる」の場合
変更情報は「リボン定義ファイル(*.ribbon)」に保存されますが、画面への反映はPC-MAPPINGを再起動する必要があります。
★「カスタマイズ保留を解除して更新、再起動」の場合
@変更情報を「リボン定義ファイル(*.ribbon)」に保存し、[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスを閉じる
A未保存のデータがあれば、保存の確認メッセージを表示する
B保存完了後、一旦PC-MAPPINGを終了し、同じ環境で再起動する
CPC-MAPPINGを再起動後、@で[カスタマイズ保留]チェックボックスがONだった場合、チェックがOFFになっているので、必要であれば再度チェックをONにして下さい。
★「更新して、再起動」の場合
@変更情報を「リボン定義ファイル(*.ribbon)」に保存し、[リボンカスタマイズ]ダイアログボックスを閉じる
A未保存のデータがあれば、保存の確認メッセージを表示する
B保存完了後、一旦PC-MAPPINGを終了し、同じ環境で再起動する
CPC-MAPPINGを再起動後する