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【pcm.ini】リレーション起動に関する設定
pcm.iniファイルは、各種コマンド等の設定記憶ファイルで、PC-MAPPINGをインストールしたフォルダーに格納されます。
このファイルは「テキスト形式」となっていますので、エディタ等で開き、編集を行なう事が可能です。
★ 間違えて修正した場合など、前回の環境と異なった動作をします。
★ また、削除した場合は初期状態に戻ります。このファイルの扱いは、注意して下さい。
★ 設定を有効にするにはPC-MAPPINGを再起動する必要があります。

ダイアログのコントロール値の多くは、前回実行時の値をpcm.iniに保存して、次回使用時に取り出して復元しています。
これらの情報はあまりに多く、雑然として、規則性がない(使用時の条件に左右される)等で、整理された表のようなものは用意されていません。
以下、最近追加された項目について箇条書きしています。
■ リレーション時のオプション設定
[ファイル]-[システム環境]-[リレーション起動のオプション設定]が追加されました。

これにより、従来iniファイルで行っていたリレーションの
  • 起動の原則
  • マルチリンクフィールド
  • その他(-Exmode)
の設定を、ダイアログボックス内のラジオボタンを選択する事で容易に設定できます。

■ マルチリンクが設定されているフィールドでリレーションを開く場合
[Relation]
MultiMode=3
MaxMultiMode=5
MultiModeが
0の時…従来通り
1の時…まとめて起動(*)
2の時…選択ダイアログを出してから起動
3の時…(選択ダイアログを出さずに)起動(*)
9の時…リレーションフィールドが複数ある場合で、選択ない場合は何もしない。
また、10番台はフィールドの指定にかかわらず、全てのリレーション対象のフィールドに関して処理する
10の時…従来通り
11の時…まとめて起動
12の時…選択ダイアログを出してから起動
13の時…(選択ダイアログを出さずに)起動
▼ [マルチリンクのリレーション選択]ダイアログボックス

(*) ただしMultiMode=1の"まとめて起動"は、各リレーション文字列を結合して1つのリレーションとして起動するので(属性照会などで、見られる通りの文字列で実行)、リレーションのタイプによっては動作しない。
イメージファイルの場合は、まとめて、「拡張イメージウィンドウ」に展開される。
▼ 拡張イメージウィンドウ

[拡張イメージウィンドウ]については、ヒント集マルチページイメージ表示リレーション(ExModeオプション) を参照して下さい。

(*) MultiMode=3の時、MaxMultiMode=nn で指定される最大数まで起動する(指定がない場合は16)。

■ リレーションフィールドからイメージを開く場合
[Relation]
ExMode=1…デフォルトを「-ExMode」相当にする
ExMode=2…デフォルトを「-ExMode1」相当にする
ExMode=3…デフォルトを「-ExMode0」相当にする
と記述すると、イメージファイルパス名の後に「ExMode」オプションを付与しなくても拡張イメージウィンドウで指定イメージを表示します。
▼ 指定なしの場合
▼ ExMode=1 の場合
「ExModeオプション」については、ヒント集マルチページイメージ表示リレーション(ExModeオプション) を参照して下さい。

■ リレーション対象のファイルが見つからない場合のエラーメッセージ表示
リレーション起動時に該当ファイルがない場合の処理として、
[PcmAttrInq]
ErrMsg=1

と記述すると、(起動できない旨の)メッセージが表示されます。