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マルチページイメージ表示リレーション(ExModeオプション)
リレーションフィールド内にイメージファイル名のあと-ExModeと記述する事で、拡張モードウィンドウが開きます。
拡張モードウィンドウ内ではイメージファイルの拡大・縮小、コピー、印刷、90度回転を行う事ができます。
また、イメージファイルがマルチページイメージの場合にも対応しており、同じウィンドウ内で切り替えて表示する事ができます。
一旦作成したマルチページイメージを編集(追加・削除・順序の入れ替え等)する事もできます。
ヒント集マルチページイメージファイルの編集(分割)
■ マルチページイメージを作成する
  1. [システム]-[イメージ構成変換]-[マルチページイメージの生成]を実行します。

  2. [マルチページイメージファイルの作成]ダイアログボックスが表示されますので、詳細設定を行います。
    保存先パス名
    作成されるマルチページイメージファイルの保存先を指定します。
    [作成後、(マルチページ)イメージウィンドウを開く]チェックボックス
    ONの場合、作成後、マルチページイメージファイルを拡張ウィンドウ表示します。
    イメージリスト
    マルチイメージファイルに追加されるファイルパスが表示されます。
    リストへは、<追加>ボタン、あるいはエクスプローラーなどからのドラッグ&ドロップでファイルを追加できます。
    <追加>
    マルチページイメージファイルに追加するファイルを選択します。
    <解除>
    イメージリスト上で解除したいファイルをクリックし、解除します。
    <すべて解除>
    イメージリストに登録してあるファイルを全て解除します。
    <タイトル設定>
    ファイルのタイトルを設定できます。タイトルを付けたいファイルを選択し、ボタンをクリックすると[タイトル名]ダイアログボックスが開きますので、タイトルを入力して下さい。
    ※NAI以外のファイルか、NAIファイルでタイトルが "UnTitled" もしくは""(空)の場合は、そのファイルタイトルが各ページのタイトルになります。

    ※NAIファイルの場合、「画像のプロパティ」で「タイトル」を入力すると、マルチページイメージファイルで開いた時に表示されます。
    <↑上へ><↓下へ>
    マルチページイメージファイルが作成された時の表示順を変更します。

  3. <OK>ボタンを押すと、マルチイメージファイルが作成されます。
    [作成後、(マルチページ)イメージウィンドウを開く]チェックボックスをONで作成した場合は、<OK>ボタンを押した後、拡張ウィンドウでイメージが表示されます。

■ マルチページイメージをリレーション表示する
  1. リレーションフィールドを作成し、表示させるイメージファイル名、ExModeオプションを記述します。

    《例》 "C:\Sample\image\ななかまど.nai"△-ExMode(△は半角スペース)
    プロジェクトからの相対パス[この場合C:\Sample 内にあるPCMからリレーション起動させるので、"\image\ななかまど.nai"△-ExMode]でも可。
    リレーションでのパス設定については、ヒント集パス設定 を参照して下さい。

  2. リレーションを実行すると、拡張モードウィンドウが表示されます。

    上のウィンドウではオプションとしてタイトルを付けてあります。
    "タイトル名"でも構いませんが、ここでは一番目のフィールド「名称」(=@1)をそのままタイトルで用いています。
    リレーションのオプション設定については、ヒント集リレーション を参照して下さい。

■ オプション
ExMode0オプション
基本仕様はExModeオプションと同じです。
ただし、拡張モードウィンドウ にある<ウィンドウのロック>ボタンOFFにして表示します。
ExMode1オプション
基本仕様はExModeオプションと同じです。
ただし、拡張モードウィンドウ にある<ウィンドウのロック>ボタンONして表示します。
《例》 えんじゅ.nai△-ExMode1(△は半角スペース)
TopMostオプション
リレーションによって開かれたイメージウィンドウを強制的に最上位に配置します(ウィンドウが非アクティブになっても上位に配置される)。
ShowMaxオプション
リレーション起動で 拡張モードウィンドウ を開く時-ShowMaxオプションを付けると、ウィンドウが最大化されます。
《例》 C:\Sample\公園\ななかまど.nai△-ExMode△-ShowMax(△は半角スペース)
Pageオプション
リレーション起動でマルチページイメージを開く時-Pageオプション(-Page△n…nはページ番号、1から)を付けると、指定したページを初期表示します。
《例》 C:\Sample\公園\ななかまど.nai△-ExMode△-Page 2(△は半角スペース)

■ [リレーション起動のオプション設定]によるオプション設定
[スタート]-[リレーション起動のオプション設定]を実行すると表示される[リレーション起動のオプション設定]ダイアログボックス内、「その他(ExMode)」のラジオボタンでExModeを、「複数のリレーションフィールド、マルチリンクフィールド、BLOB型データ」では後述の「マルチリンク」時のリレーション起動の方法を設定する事ができます。
ただし、この場合は、個別に「-ExMode」を文字列後尾に追加する場合(前述「■ マルチページイメージをリレーション表示する」)とは異なり、全ての環境下でExModeオプション指定となりますので、使い分けにご注意下さい。

■ 補足
マルチページイメージのファイルを直接開く場合
[マルチページファイルの読み込み]ダイアログボックスが表示され、
  • 指定ページのみを開く(開くページの指定)
  • 全ページを開く
  • 拡張リレーションウィンドウで開く
を選択できます。

マルチリンク表示時のリレーション設定
内部属性ウィンドウからデータベースリンク(他フィールド参照)している「遊具写真」フィールドがあります。
1:nでリンクされている場合、フィールドには下のように複数のイメージファイルが表示されます。

このままリレーション起動すると、一番先頭のイメージ「遊具1.jpg」しか表示されません。
しかし、内部属性ウィンドウに計算フィールドを作成し、
<遊具写真>&"△-ExMode"
と記述してリレーション起動する事によって、マルチページイメージとして表示させる事が可能です。

フッター出力
[拡張モードウィンドウ]のツールバーメニューで「印刷実行」を押すと表示される[イメージ印刷]ダイアログボックスで、イメージデータの印刷、及び、拡張リレーション(イメージ)ウィンドウからの印刷で、フッター出力として、タイトル、パス名、日付、時刻、縮尺、(任意の)コメントを指定・選択して出力できます。
なお、縮尺分母は
(イメージの座標系設定での縮尺)*(印刷時のイメージの解像度)/(イメージの解像度)
で算出されます。

RelationImageCloseコマンド
リレーションで表示されたイメージウィンドウを無条件に全部閉じます。
通常はタイトルバー右上の<×>ボタンで閉じますが、クイックバーにこのコマンドを登録しておき、そのボタンをクリックする事で拡張イメージウィンドウを閉じる事ができます。

■ 拡張モードウィンドウ
  • 名前を付けて保存(*1)
  • 全体表示
  • 拡大
  • 縮小
  • センタリング
  • パニング
  • 移動
  • 1:1表示
  • 右へ90度回転
  • 左へ90度回転
  • 表示率指定(プルダウン)
  • クリップボードにコピー(*3)
  • 印刷
  • 連続印刷
  • 前のページへ
  • 次のページへ
  • サムネイル表示・非表示
  • サムネイルのテキスト表示・非表示
  • 拡張リレーションウィンドウのプロパティ
  • ページ番号(プルダウン)
  • アニメーション表示(*2)
  • ステータスバーの表示非表示
  • ウィンドウのロック(OFFの時は次の拡張イメージウィンドウ作成時に自動的に閉じられます)
  • ヘルプ
(*1)イメージの回転処理をした結果をそのまま保存できます(※Spirit/PVPでは使用不可)。
(*2)アニメーションの表示間隔は、ボタンを押すと表示される[拡張リレーションウィンドウのプロパティ]ダイアログボックスで設定できます。

(*3)[拡張リレーションウィンドウのプロパティ]ダイアログボックスで、[「クリップボードへコピー」コマンドで、範囲を選択してからコピーする]チェックがONの時、このボタンを押すと範囲を指定するクロスカーソルが表示されます。