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【pcm.ini】データベースに関する設定
pcm.iniファイルは、各種コマンド等の設定記憶ファイルで、PC-MAPPINGをインストールしたフォルダーに格納されます。
このファイルは「テキスト形式」となっていますので、エディター等で開き、編集を行なう事が可能です。
★ 間違えて修正した場合など、前回の環境と異なった動作をします。
★ また、削除した場合は初期状態に戻ります。このファイルの扱いは、注意して下さい。
★ 設定を有効にするにはPC-MAPPINGを再起動する必要があります。

ダイアログのコントロール値の多くは、前回実行時の値をpcm.iniに保存して、次回使用時に取り出して復元しています。
これらの情報はあまりに多く、雑然として、規則性がない(使用時の条件に左右される)等で、整理された表のようなものは用意されていません。
以下、最近追加された項目について箇条書きしています。
■ ベクター内部属性編集では『更新日付』を更新したくない
ベクター編集とベクター内部属性編集のどちらの処理を行なっても、『更新日付』が更新されるのが現在の仕様ですが、
[PcmSystem]
NoTimeStampDb=1

1の場合、ベクター内部属性編集では『更新日付』が更新されない設定となります。

■ データベース表示方式
データベース呼出ボタンでデータベースを表示させた場合、該当が1件しかない場合は、カード形式になりますが、以下の2行を追加する事で、件数にかかわらず、リスト表示にする事が可能です。
[PcmSystem]
DbCallDisp=1

■ 計算フィールドの最大長を指定する
デフォルトでは最大長1023です。
クイック属性照会の拡張ツールチップ表記を行なうためにHTML形式で記述するとデフォルトの最大長を超える場合があります。
[SystemEnvMgr]
DbCalcStrLen=4000
と記述する事で、文字列の最大長を4000にする事ができます。
最大16000までの値を指定できます。

■ フィールド値のリストアップを制限する
現在デフォルトでは240です。
フィールド値のリストアップで、表示される件数の上限を変更する事ができます。
[SystemEnvMgr]
MaxDbListupFieldData=50
と記述する事で、リストアップされる件数が50以上ある場合はプルダウンには表示されません。
また、この時、
[SystemEnvMgr]
MaxDbDicSearch=10000
と記述する事で、対象となるレコード数の上限を設定できます。デフォルトでは10000です。
ヒント集DBメニューの小技

■ カレントカラム・レコードの背景色指定する
[DbCug]
CurrentColCellColor=RGB(r,g,b)…カレントカラムのセルの背景色(r,g,bはそれぞれ0〜255)
CurrentRowCellColor=RGB(r,g,b)…カレントレコードのセルの背景色(r,g,bはそれぞれ0〜255)
SHCurrentColColor=RGB(r,g,b)…カレントカラムの上ヘッダーの背景色(r,g,bはそれぞれ0〜255)
SHCurrentRowColor=RGB(r,g,b)…カレントレコードの横ヘッダーの背景色(r,g,bはそれぞれ0〜255)
と記述する事で、フォーカスのあるセルのレコードやフィールドを強調できます。
※データ件数が多いとレスポンスは落ちますので使用する際はご注意下さい。
ヒント集フィールド背景色と空白セル

■ マウスドラッグによるフィールド移動の制御
データベースウィンドウでは、マウスのドラッグ&ドロップ操作で、フィールドの順番を変更する事ができますが、pcm.iniファイルで、
[SystemEnvMgr]
EnableFieldDrag=0

とする事で、ドラッグによるフィールド移動を抑制する事ができます。

■ マウスドラッグによるデータコピーの制御
データベースウィンドウでは、マウスのドラッグ&ドロップ操作で、セル内のデータ値をコピーする事ができますが、pcm.iniファイルで、
[SystemEnvMgr]
EnableDbDataDrag=0

とする事で、ドラッグによるデータコピーを抑制する事ができます。