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【イメージ編集】イメージデータの統合・再構成
[システム]-[イメージ構成変換]-[イメージの統合・再構成]では、現在開いているイメージウィンドウ、または、プロジェクトに登録されている複数レイヤーの背景イメージを一枚のイメージファイルに結合します。
※この機能はVer.6において拡張機能(有償)でしたが、Ver.7からは標準機能になりました。
■ 操作方法
  1. 以下のようなプロジェクトがあるとします。
    「正規化済」フォルダー内のレイヤー7〜10はそれぞれ背景イメージが登録されています。
    これら4枚のイメージを一枚のイメージファイルに結合します。

  2. [システム]-[イメージ構成変換]-[イメージの統合・再構成]を実行すると、[統合・再構成]ダイアログボックスが表示されますので、設定を行います。
    [現在開かれているイメージおよび、ベクターレイヤーの背景イメージ、背景ピクチャーのイメージから]
    PC-MAPPINGに読み込まれているイメージウィンドウ、プロジェクトのレイヤー(背景イメージが登録されているもの)を一覧表示します。
    <チェックOn>
    選択したリストのチェックをONにします。
    <チェックOff>
    選択したリストのチェックをOFFにします。
    <すべてOn>
    選択状態に関わらず、全てのリストのチェックをONにします。
    <すべてOff>
    選択状態に関わらず、全てのリストのチェックをOFFにします。
    [ファイルから]
    PC-MAPPINGに読み込まれていないイメージファイル、プロジェクト、レイヤーファイルを指定し、読み込みます。
    <追加>
    既存のイメージファイルを追加登録します。
    イメージファイル群のカラービットとカラーパレットは統一して下さい。
    座標の異なるイメージまたは、カラー構成の異なるイメージを指定して処理を実行すると警告メッセージが表示されます。
    <解除>
    リストで選択された(青色の状態)イメージファイルを解除します。
    ただし、ディスク上のファイルは削除しません。
    <すべて解除>
    現在設定中のイメージファイル全ての登録を解除します。
    ただし、ディスク上のファイルは削除しません。
    [構成する図郭を指定する(デフォルトは統合される全領域)]
    統合後の図郭情報を指定する場合に使用します。
    <座標系設定>ボタンを押し、図郭情報を入力します。
    [解像度]
    統合後のイメージ解像度の設定方法を指定します。
    対象となるイメージが全て同じ解像度の場合は、そのラジオボタンを選択しても同じ解像度になります。

  3. ここでは、
    • 現在開かれているベクターレイヤーの背景イメージから
    • 最高の解像度に合わせる
    と設定し、<OK>ボタンを押すと実行されます。

■ 補足
  • [システム]-[統合広域イメージ]-[統合広域イメージの生成](ヒント集統合広域イメージ機構)でも同等のイメージ処理が行えますが、結果生成されるイメージがWNAI形式になります。
    それをTIFFやNAI等のイメージにするためには、イメージを結合してから[システム]-[統合広域イメージ]-[統合広域イメージツール]で画像変換処理(ヒント集統合広域イメージツール)を行わなくてはなりません。
    しかし、このメニューでは一度新しいウィンドウに生成結果イメージを表示しますので、その後、[ホーム]-[ファイル]-[保存]-[名前を付けて保存]等から、様々なイメージ形式で保存ができます。
  • 複数のイメージを統合する際、重なった部分がある場合に、「白」が透過されるのは1ビットのモノクロ画像だけです。
    全面、背面を明示的に制御するのであれば、通常の広域イメージにおいて、イメージ出力機能を使う方が自由度は高いと思われます。