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起動オプション(pcm.env)
各種環境設定ファイルを複数のフォルダーで別々に管理したい場合に使用します。
PC-MAPPINGインストールフォルダーに「pcm.env」ファイルを作成します。
「pcm.env」ファイルはテキストファイルです。
ここにオプションとその環境設定ファイルが保存されているパスとファイル名を指定します。
よって、ファイル名が「pcm」である必要はありません。
■ 一覧
オプションと環境設定名称の対応は以下の通りです。
オプション名称デフォルトファイル名
-bar1△"パス・ファイル名"ユーザー定義メニューボタンイメージUsermenu.bmp
-bkdir△"パス・フォルダ名"上記規定なきファイルのフォルダー指定。
指定がない場合、起動pcm.exeのフォルダー
-
-chm△"パス・ファイル名"コンパイル済みヘルプファイルpcm.chm
-ini△"パス・ファイル名"一般環境ファイルpcm.ini
-pcm△"パス・ファイル名"システムプロジェクトpcm.pcm
-pmn△"パス・ファイル名"アプリケーションメニューカスタマイズpcm.pmn
-ptsk△"パス・ファイル名"タスクメニューバーカスタマイズpcm.ptsk
-prmdir△"パス・フォルダ名"上記規定なきファイルのフォルダー指定。
指定がない場合、起動pcm.exeのフォルダー
-
-qmn△"パス・ファイル名"クイックバー設定 : pcm.qmnpcm.qmn
-sdf△"パス・ファイル名"ショートコマンドpcm.sdf
-sym△"パス・ファイル名"(DM等)拡張パターンファイルpcm.sym
-tpl△"パス・ファイル名"VBS初期テンプレートvbsdoc.tpl
-udf△"パス・ファイル名"ユーザー定義メニューpcm.udf
-vbs△"パス・ファイル名"起動時自動実行スクリプトautoexec.vbs
-wks△"パス・ファイル名"ツールバー設定pcm.wks
※△は半角スペースを表します。

■ 注意点
  • 「Pcm.env」ファイルがPC-MAPPINGインストールフォルダーになく、他の起動オプションも設定していない場合、PC-MAPPINGインストールフォルダー(例:C:\Program Files\PC-Mapping7など)内にある環境設定ファイル(qmnファイルやpmnファイルなど)を使用します。
  • 通常の起動オプション(例:-Prmdirなど)と合わせて使用された場合は、通常の起動オプションが優先します。
    例えば、「-Prmdir」を設定している場合、「Pcm.env」よりも「-prmdir」を優先します。
    ヒント集起動オプション(-Prmdir)

■ 特記事項
  • 起動するpcmファイル毎に変更したい場合は、PC-MAPPINGを起動する前に「pcm.Env」の変更またはファイルの上書きを行います。
  • PC-MAPPINGが起動したままで環境設定を変更する事はできません。
  • 「pcm.env」には、ファイル名まで記述できます。よって、一般環境ファイル名が「pcm.ini」である必要はありません。
    《例》 一般環境ファイル名が「下水道管理.ini」の場合(△は半角スペース)
    -ini△"D:\下水道管理\下水道管理.ini"

■ 利用例
  1. 基本となる環境設定ファイルはフォルダー「都市計画課」から読込み、各管理システム毎に異なる環境設定ファイルをフォルダー「下水道管理」「上水道管理」からそれぞれ読み込みます。
    フォルダー「都市計画課」に基本となる環境設定ファイルを保存します。

  2. フォルダー「下水道管理」に下水道管理データと下水道用にカスタマイズした環境設定ファイル
    • pcm.pmn:アプリケーションメニューカスタマイズ
    • pcm.wks:ツールバー設定
    • pcm.udf:ユーザー定義メニュー
    を保存します。

    フォルダー「上水道管理」も同様に保存されています。

  3. PC-MAPPINGインストールフォルダーに「pcm.env」ファイルを作成し、図のように記述します。
    あとは、PC-MAPPINGを起動するだけです。