PC-MAPPINGが強制終了する場合は
PC-MAPPINGは、GISエンジンとして多種多様なデータ受け入れ、処理できるように日々更新されています。
そういったポリシーのもと開発されたソフトウェアであるために、プログラムが停止してしまうといった場合もないとは言えません。
従来は、別途「ブラックボックス(PcmBBox.dll)」というプログラムで障害の原因を探る方法がありましたが、Ver.8.011よりPC-MAPPINGに内蔵するプログラムをご提供しています。
※なお従来の PcmBBox.dllはこれをもって廃止いたします。
PC-MAPPING用「ブラックボックス」PcmBBox.dll
- ■ クラッシュハンドラーの設定
- Ver.8.011より、終了してしまった場合には、以下のようなダイアログボックスが表示されます。
この情報を弊社までお送りいただきますと、PC-MAPPINGが停止した原因を突き止めるヒントになります。
[スタート]-[システム環境設定]-[操作-3]パネルで設定ができます。
- [再起動マネージャーのサポート]チェックボックス
- ONの場合、何らかの事情でアプリケーションがクラッシュした場合、自動的にプログラムを同じ環境で再起動します。
エラーダウンしたのち、自動で再起動します(起動してから1分以上経っている場合のみ)。
※[クラッシュハンドラーによるバックアップ機能]と併用することで、編集中のドキュメントが復元される場合があります。
※それでも、万全を期するためには、バックアップファイル等の設定は別途必要です。
※システム運用上、PC-MAPPINGが常に起動されていることが期待されている場合に有効です。
※起動1分程度以内ではこの機能は動作しません。
- [クラッシュハンドラーによるバックアップ機能]チェックボックス
- ONの場合、エラーダウンした時、可能であれば編集後未保存のプロジェクト、スクリプトがあれば、バックアップ保存します。
バックアップ指定フォルダーに「~bkk~」がファイル名に付加されて保存されます(通常のバックアップファイルの「~bk~」とは異なります)。
バックアップについて
次回起動時に自動的にこのファイルを読み込んで復元します。
※プロジェクト、スクリプト以外はバックアップ対象外です。
- [クラッシュハンドラーによるブラックボックス機能]チェックボックス
- ONの場合、何らかの事情でアプリケーションがクラッシュした場合、診断情報を出力します。
状況把握の資料となりますので、診断情報を株式会社マプコン宛に送付して下さい。
※クラッシュハンドラーがOFFの場合でも(できる限り)「PcmBlackBox.txt」ファイルをpcm.iniのフォルダーに保存するようになっています。
- ■ 【具体例@】印刷時に強制終了
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- 原因
- PC-MAPPINGの「拡張グラフィックス」「透過モード」「アルファブレンド」、プリンターのドライバ、ビデオカードのドライバや設定です。
これらの関係により、相性が良くないといろいろな弊害が発生する事があります。
印刷ができない場合
[印刷]-[印刷設定]-[ウィンドウズプリンター]で「イメージにして印刷」する場合や、ビットマッププリンター印刷する場合、出力するデータサイズが大きくても、それなりのハード環境があれば出力できるよう、[スタート]-[システム環境設定]-[表示と印刷]パネルで「イメージにして印刷、ビットマッププリンター時の作業メモリ量」を指定できます。
しかし、確保できるメモリ量がないパソコンで「256」MBの設定を行っていると印刷できない、強制終了されてしまう事があります。
- 対処
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- [スタート]-[システム環境設定]-[表示と印刷]パネルを開きます。
- 「「イメージにして印刷」、ビットマッププリンター時の作業メモリ量」を「0」MBに設定します。

- ■ 【具体例A】作図、編集中に強制終了
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- 原因
- 構造に不備があるデータをインポートした場合、アークやノード、ポリゴン構造に問題を残します(インポートメニューはインポートするファイルが正常である事を前提としています)。
また、作図中に何らかの原因で強制終了した場合、アークやノード、ポリゴン構造に問題を残します。
- 対処
- [編集]-[アーク・ノード構造検査]を実行し、構造検査、修復を行って下さい。
または、以下の方法でポリゴンを再構築して下さい。
- [編集]-[ポリゴン処理]-[ポリゴンからポイント生成]を実行し、ポリゴン属性をポイントへ転記します。
- [編集]-[ポリゴン処理]-[ポリゴン構造破棄]でポリゴンを破棄します。
- [編集]-[ポリゴン処理]-[ポリゴン生成]でポリゴンを生成し直します。
- [編集]-[ポリゴン処理]-[ポイントからポリゴンへ属性転記]を実行し、ポリゴン属性を元に戻します。
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