クイック印刷
「クイック印刷」では、地図の領域・印刷する紙のサイズ・印刷縮尺のパラメーターを組み合わせて、Windowsプリンターへの簡易出力設定を行います。
※ここでの設定は、[印刷]-[ウィンドウズプリンター印刷設定]とは独立しています。
[印刷]-[クイック印刷]を選択すると、ダイアログボックスが表示されますので、設定を行います。
- ■ 印刷処理モードの指定
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- 現在の表示領域を、指定した縮尺で印刷
- 現在の表示領域を、現在のプリンタの設定用紙に(目いっぱいの大きさで)印刷
- 現在の表示領域を中心として、縮尺を指定して、現在のプリンターの設定用紙に(目いっぱいの大きさで)印刷
の3つのモードから選択します。
簡易プレビュー(ダイアログ右側のウィンドウ)により、およその印刷仕上がりを見る事ができます。
※なお、「目いっぱいの大きさ」は、実際には、印刷可能領域に対して、上下に5%、左右に2.5%の余白(*)を取った後の大きさです。
(*)余白の%はiniファイル設定により変更する事ができます。
→後述「■ iniファイルによる設定」を参照して下さい。
- ■ フッター出力
- チェックボックスで、タイトルや日付など、チェックボックスにチェックを入れると、フッターに出力されます。
- [タイトル]チェックボックス
- ONの場合、プロジェクトタイトルを表示します。
※ini指定により、ヘッダーに出力する事も可能です。
→後述「■ iniファイルによる設定」を参照して下さい。
- [日付]チェックボックス
- ONの場合、日付を表示します。
コントロールパネルの「地域と言語のオプション」に準じたものになります(日付は「長い形式」に準拠)。
- [時刻]チェックボックス
- ONの場合、時刻を表示します。表示スタイルは「15:05:30」です。
- [縮尺]チェックボックス
- ONの場合、印刷縮尺を表示します。表示スタイルは「SCALE:1/5,000」です。
縮尺分母を直接テキストボックスに入力する(電卓ダイアログからでも可能)か、右端のボタンから縮尺を選択します。
また、ユーザーが任意に設定した<縮尺>や最近使用した<縮尺>は履歴としてリスト上に追加されます。
印刷モードで「現在の表示領域を、現在のプリンターの設定用紙に(目いっぱいの大きさで)で印刷」を選択した場合は、ここの値を入力する事はできません。
- [スケールバー]チェックボックス
- ONの場合、地図印刷枠外(下側)にスケールバーを表示します。
この時、[表示モード]パネルで設定されている「スケールバー2」は一時的にOFFにされます。
※この「スケールバー」はサイズ・位置の変更ができません。
任意のサイズ・位置に変更したい場合は、【印刷補助整飾設定】の「スケールバー」を利用して下さい。
- [コンパス]チェックボックス
- ONの場合、地図印刷枠内(右上)にコンパスを表示します。
※この「コンパス」はサイズ・位置の変更ができません。
任意のサイズ・位置に変更したい場合は、下記のiniファイル設定を行うか、【印刷補助整飾設定】の「コンパス」を利用して下さい。
(*)コンパスサイズは「ファクター」としてiniファイル設定により変更する事ができます。
→後述「■ iniファイルによる設定」を参照して下さい。
- [印刷範囲枠]チェックボックス
- ONの場合、地図印刷枠を表示します。
※この「印刷範囲枠」は線の変更ができません。
任意の太さ・色に変更したい場合は、下記のiniファイル設定を行うか、【印刷補助整飾設定】の「印刷枠線」を利用して下さい。
(*)線の太さと色はiniファイル設定により変更する事ができます。
→後述「■ iniファイルによる設定」を参照して下さい。
- [QRコード]チェックボックス
- QRコードの表示を以下から選択できます。
- なし
- 地理院地図 標準
- 地理院地図 淡色
- 地理院地図 白地図
- 地理院地図 English
- 地理院地図 写真
- GoogleMaps 地図
- GoogleMaps 地図+航空写真
- GoogleMaps 地形
- GoogleMaps 地図(ピンマーカーなし)
- GoogleMaps 地形+航空写真(ピンマーカーなし)
- GoogleMaps 地形(ピンマーカーなし)
- GoogleMaps ストリートビュー
- YahooMaps
- [印刷補助整飾設定]チェックボックス
- ONの場合、<▶>ボタンをクリックすると「印刷補助整飾」ウィンドウが表示されます。
→後述「■ 印刷補助整飾設定」を参照して下さい。
- [注釈]チェックボックス
- ONの場合、テキストボックスに入力された文字列を表示します。
- ■ 印刷補助整飾設定
- チェックをONにし、<▶>ボタンをクリックすると「印刷補助整飾」ウィンドウを開いて、[文字列]・[画像(画像・QRコード)]・[印刷枠線]・[スケールバー]・[コンパス]のサイズ・位置を自由に編集する事ができます。
- ■ プリンターで印刷する場合
- 透過モードでポリゴンを描画している場合や背景イメージを上位に描画している場合、グラフィックプラスを使用している場合等は、一般のプリンタードライバーイメージにしてから印刷しないと正しく印刷されません。
[イメージにして印刷する]チェックボックスをONにして下さい。
- ■ イメージとして出力する場合
- イメージして出力する場合は、「クリップボードに貼り付け」か、「ウィンドウを開く」かの2つから選べます。
また、イメージについては解像度をドロップダウンメニューの中から選択できます(解像度の設定は、「クリップボードに貼り付け」か、「ウィンドウを開く」にチェックが入らないと使用できません)。
「ウィンドウを開く」では、リレーションで使用される拡張イメージウィンドウで作成したイメージが開かれます。
- ■ iniファイルによる設定
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- 1. 「フッター出力」のフォントサイズ
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[PrintQuickDlg]
FooterFontSize=9.0…フォントサイズ(単位:ポイント、デフォルトは9.0。9ポイント=9X25.4/72.0=3.2mmとなります。)
XArea=95.0…クイック印刷時の余白(単位:%、デフォルト=95)
YArea=90.0…クイック印刷時の余白(単位:%、デフォルト=90)
- 2. フッターのマージン
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[SystemEnvMgr]
FooterAdj=10…クイック印刷のフッターのマージン(単位:mm)
- 3. 「フッター出力」の「タイトル」位置
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[SystemEnvMgr]
TitleHeader=1
とする事で、フッター部分ではなく、印刷用紙上部のヘッダー部分に出力できます。
- 4. 「フッター出力」の「コンパス」サイズ
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[SystemEnvMgr]
FtCompassBarScale=1.0
とする事で、ファクター調整できます。
0.5=半分、2.0=2倍となります。
- 5. 「印刷範囲枠」の「線の色と太さ」
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[PrintQuickDlg]
PrintFramePenWidth=0.25…「印刷範囲枠」線の太さ(単位:mm)
PrintFrameColor=RGB(255,255,255)…「印刷範囲枠」線の色
- 5. 「フッター出力」の「スケールバー」タイプ
- ※この設定は[画面表示]-[ツールウィンドウ]-[スケールバー]のタイプにも同様に反映されます。
※「印刷補助整飾設定」内の「スケールバー」はプレビューウィンドウ上のスケールバーをマウス右クリックすると表示される設定ダイアログボックスで変更できます。
詳細は、【pcm.ini】Pcm.iniファイル@「■ 「スケールバー」の種類を変更する」を参照して下さい。
[ScaleBar]
Mode=1…スケールバーの種類(0=従来のもの/1=白黒交互)
▼ Mode=1の場合
▼ Mode=0(あるいは指定なし)の場合
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