レイアウトビューで開くHTMLを切り替える
レイアウトビューに登録できるHTMLは、1レイヤーの1ベクター要素に対して1HTMLですが、スクリプトを記述する事によって、HTMLを変更する事ができます。
ここでは、レイアウトビューで使用するHTMLを変更するスクリプトをクイックバーに登録し、押したボタンによってレイアウトビューを切り替える方法について説明します。
- ■ サンプル
サンプルスクリプト[script31.zip(約74KB)]をダウンロードする
 | Sample_js.pcm | :JScriptサンプルプロジェクト |
 | Sample_vbs.pcm | :VBScriptサンプルプロジェクト |
 | pol.html | :レイアウトビューファイル |
 | pol2.html | :レイアウトビューファイル |
- ■ 準備
- JScriptの場合「Sample_js.pcm」、VBScriptの場合「Sample_vbs.pcm」を記述します。
ここでは、「Sample_js.pcm」を例に記述します。
- ダウンロードしたサンプルファイルを「C:\sample\script31」フォルダーへ解凍します。
- PC-MAPPINGを起動し、「sample_js.pcm」を開きます。
- [ワークスペース]リボン-[カスタマイズ]-[クイックバー]を実行します。
- <追加>ボタンを押し、以下のようにクイックバーにボタンを登録します。
コマンド:ChangedHtml△画地△3△pol.html
- 同様にして、以下のようにクイックバーにボタンを登録します。
コマンド:ChangedHtml△画地△3△pol2.html

- ■ スクリプト
- [プロジェクト]リボン-[プロジェクト設定]-[プロジェクト]を実行し、[スクリプト]パネルを表示すると、スクリプトが以下のように記述されています。
- 要点1
- lyrTitle = GetParam(0);
type = parseInt(GetParam(1), 10);
htmlPath = GetParam(2);
クイックバーのボタンに登録した「ChangedHtml△画地△3△pol.html」のパラメーター「画地」、パラメーター「3」、パラメーター「pol.html」を取得します。
- 要点2
- lyr.KeyList("PolHtml") = htmlPath;
[プロジェクト]-[プロジェクト設定]-[レイヤー]を実行し、[キーリスト]パネルに記述されている文字列の中から「PolHtml」のキーを持つものを検索し、値を取得します。
例えば、[キーリスト]パネルに
と記述されている場合、lyr.KeyList("PolHtml");と記述すると、「Pol.html」という文字列を取得する事ができます。
- ■ 手順
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- クイックバーから「pol」ボタンを押し、マウスカーソルが十字アイコンになりますので、ポリゴンをスナップします。
- すると、レイアウトビューに「pol.html」が表示されます。
- クイックバーから<pol2>ボタンを押し、マウスカーソルが十字アイコンになりますので、ポリゴンをスナップします。
- レイアウトビューに「pol2.html」が表示されます。

- ■ ウィンドウ表示位置・サイズの指定
- レイアウトビューウィンドウの表示位置やサイズを指定する場合は、
レイアウトビューの利用方法B [ウィンドウ表示位置・サイズの指定] を参照して下さい。
このサンプルでは、
コマンド:ChangedHtml△画地△3△"pol.html,0,0,660,280"
のように記述すれば、「pol.html」を表示位置(0,0)、サイズ(660,280)のウィンドウで表示できます。
コマンド:ChangedHtml△画地△3△"pol2.html,0,0,660,350"
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