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プロジェクトのマージ
同一タイトルを持つレイヤーやデータベース同士の併合(マージ)を行います。
[編集]-[レイヤー]-[併合・連結]では、ユーザーが指定したレイヤーの併合(マージ)・連結処理を行いますが、プロジェクトのマージでは、プロジェクト内に存在するレイヤー(またはデータベース)のタイトルが同じものを自動で併合(マージ)してくれます。
ヒント集レイヤーのマージ
■ 操作方法
  1. 以下のような二つのプロジェクトがあるとします。
    2つのプロジェクトでは、[道路ネットワーク]レイヤーと[道路]レイヤーのみ、レイヤー名が異なっています。

  2. 併合(マージ)元のプロジェクトをアクティブにします(ここでは、「むつ市」プロジェクトをアクティブにします)。

  3. [設定]-[プロジェクトの併合]を選択します。
    [プロジェクトの併合]ダイアログボックスが表示されますので、詳細設定を行います。
    処理モード
    処理モードを選択します。
    指定するプロジェクトと同一タイトルをもつレイヤー、データベースどうしを併合する
    同一タイトルのレイヤー・データベースを併合します。
    指定するプロジェクトからレイヤーをフォルダー構造ごとコピーします
    フォルダー構造を維持したままレイヤーをコピーします(レイヤーの併合は行われません)。
    ファイルから
    併合するプロジェクトをファイルで指定する場合はこちらをチェックして、<OK>ボタンを押して下さい。[ファイルを開く]ダイアログボックスが表示されます。
    現在読み込まれているプロジェクトから
    現在開いているプロジェクトから選択します。
    オプション
    全てOFFの場合は、同一タイトルのレイヤー・データベースは併合(マージ)され、それ以外のレイヤー・データベースの取り込みを行います。

  4. 以下のように、レイヤーにフォルダー構造を持つプロジェクト同士で、「指定するプロジェクトからレイヤーをフォルダー構造ごとコピーします」を実行します。

    ▼「指定するプロジェクトと同一タイトルをもつレイヤー、データベースどうしを併合する」を実行した場合

    ▼「指定するプロジェクトからレイヤーをフォルダー構造ごとコピーします」を実行した場合

  5. <OK>ボタンを押すと、プロジェクトが併合(マージ)されます。
    オプションで、[タイトルの一致しないレイヤーは取り込まない]チェックがONになっていたので、名称が同じ「行政界」レイヤーはマージされていますが、[道路ネットワーク]レイヤーは行なわれていない事が分かります。

■ データベースの併合(マージ)
データベース名が同一の場合、併合(マージ)元のデータベースに存在しないフィールドも併合が行われます。
また、レイヤーの内部属性フィールドにおいても同様の処理がされます。
以下のようなDBを持つプロジェクト-Aをアクティブにして、道路DBの併合(マージ)を行った場合、プロジェクト-Bの「個別番号」フィールドも取り込まれます。
▼ プロジェクト-A
▼ プロジェクト-B
▼ 併合(マージ)後