ユーザーメニューの定義
カスタマイズしたユーザー独自のメニューを追加する事ができます。
この設定情報はpcm.udf(ユーザー定義メニュー情報)に保存されます。
また、起動オプション(-PrmDir)を利用した場合は、指定先に「pcm.udf」として保存されます。
※使用するコマンドやパラメーターにつきましては、各ヘルプをご覧下さい。
- ■ 設定方法
-
- 例として以下のようなプロジェクトで、
- メニュー@:ポイントの属性照会(PtInq)を実行すると、[属性照会]ダイアログボックスを出さずにレイアウトビューを開く
- メニューA:背景レイヤー(ここでは「派出所等」レイヤー)の表示(DispLayer△1)
- メニューB:背景レイヤー(ここでは「派出所等」レイヤー)の非表示(DispLayer△0)
- メニューC:画面をクリア(UnSelAllAll)して、全体表示(Fit)に戻り、再描画(Repaint)する
をユーザメーニューから行なえるように設定します。
- [カスタマイズ]-[ユーザーメニューの定義]を実行します。
[ユーザー定義メニュー -1]ダイアログボックスが表示されます。
- <追加>ボタンを押し、メニューを新規に追加します。
[ユーザー定義メニュー -2]ダイアログボックスが表示されます。

ここでは、以下のようにコマンドを入力します。
PtInq△2△view△"point.html" (△は半角スペース)
※コマンドやパラメーターの記述方法につきましては、各ヘルプをご覧下さい。
「ツールバーボタン」のイメージには、「usermenu.bmp」(通常pcm.exeと同フォルダーにあるものが表示されます。
起動オプションを利用している場合は、指定した作業フォルダ内の「usermenu.bmp」が呼び出されます。)が使用されます。
- <OK>ボタンを押すと、メニューが登録されます。
これで「メニュー@」が登録完了です。
同様にして、メニューA〜Cも登録します。
「画面のクリア」メニューのように複数のコマンドを連続で動作させたい場合は、";" (半角セミコロン)で区切って記述します。
- [メニューとして表示しない]チェックボックス
- ONの場合、ユーザーメニュー全てをメニューとして表示しない(=非表示)にします。
このダイアログでのメニュー設定情報は、<ファイルへ一括保存>ボタンを押して、pcm.udf(ユーザ定義メニュー情報)として保存できます。
そのファイルを他プロジェクトで<ファイルから一括読込>あるいは<追加読込>し、利用する事も可能です。
- ベクター画面に戻り、[ユーザーメニュー]を選択すると、4つのメニューが表示されているのが分かります。
うまく表示されない場合は、PC-MAPPINGを再起動させて下さい。

【補足】
- ■ ユーザーメニューの実行
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- [ユーザーメニュー]-[情報閲覧]を実行すると、「属性照会」モードになり、見たいポイントをクリックするだけでレイアウトビュー(point.html)を開きます。
ここではキーリストでポイントのレイアウトビュー起動を設定せず、コマンドからの指定で行なっています。
- [ユーザーメニュー]-[派出所等・非表示]を実行すると、現在表示中の背景レイヤー「派出所等」が非表示になります。
- また、照会後、[ユーザーメニュー]-[画面のクリア]を実行すると、「属性照会」の強調表示等をクリアし、なおかつ全体表示に戻ります。

- ■ クイックバーへの登録
- 上のように[ユーザーメニュー]に登録したものは、[カスタマイズ]-[クイックバーの設定]でクイックバーボタンを追加する際、「コマンド」プルダウンに登録した名称(例えば「情報閲覧」「画面のクリア」等)で表示され、そのメニューを選択するだけで「説明」や「ツールチップ表記」が反映されます。
- ■ ユーザーメニューの複数行表示
- [ユーザー定義メニュー -2]ダイアログボックスで[メニューブレイク(メニューアイテムを次のラインに移動)]チェックをONにする事で、そのメニューからメニューを次のラインへと移動する事ができます。
- 例えば、以下のようなメニューがあるとします。

- 赤枠で囲まれた部分を、次のラインに持っていくとします。
この場合は、「基準点レイヤー」というユーザーメニューを「メニューブレイク」と設定します。
- <OK>を押すと、以下のように「モード:Cbk」となっているのが確認できます。
- <OK>を押し、PC-MAPPINGを再起動すると、メニューが2列で表示されます。

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