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【フィールド型】 一般的なフィールド型
PC-MAPPINGのデータベースが持つフィールドの型には様々なものがあります。
分類すると、一般的な「文字型」「整数型」等と、ベクター表示の時に力を発揮する「文字ボックス型」「アーク矢印型」等に分けられます。
ここでは、フィールドの種類や、その有効的な使用方法について説明します。
また、セルをダブルクリックすると、編集モードになりますが、この時、Ctrlキーを押しながらダブルクリックすると、特定のフィールドスタイルを持つセルの場合は、入力・編集のヒントが利用できます。
ヒント集DBセルへのデータ入力、編集のヒント
■ 文字型
一般の文字列を扱う場合に指定します。
ここで紹介されている型(PC-MAPPINGの特有なフィールド型の一部を除く)のフィールドを文字型に変更しても、その属性は文字列として保持されます(元の型に戻しても属性に誤りがない場合は復活します)。
文字型でもリンクを取るためのフィールドとして設定する事ができます。
リレーションのコマンドを記述する場合は、文字型にして「リレーション」チェックボックスをONにします。
ヒント集リレーション

■ 整数型
整数値を扱う場合に指定します。
最大2147483647、最小-2147483648まで入力できます。それ以上以下の整数は、長整数型を使用して下さい。
小数点を扱いたい場合は、実数型を使用して下さい。
リンクを取るためのフィールドとして設定する事ができます。

■ 整数型(先行ゼロ)
先頭の0(ゼロ)を省略しない固定長の整数を取り扱う場合に指定します。
[属性フィールドの設定]ダイアログボックスで整数型(先行ゼロ)を選択すると、表示桁数が設定できます。設定した表示桁数に満たない整数は、0(ゼロ)が表示されます。
例えば、表示桁数「5」で属性「1」を入力した場合、「00001」と表示されます。
検索する時に入力する基準値は「1」でも「00001」でも検索できます。

■ 長整数型
符号付き64ビット整数値を扱う場合に指定します。
最大9223372036854775807、最小-9223372036854775808まで入力できます。小数点を扱いたい場合は、実数型を使用して下さい。

■ 実数型
一般の数値を扱う場合に指定します。
[属性フィールドの設定]ダイアログボックスで実数型を選択すると、表示小数桁が設定できます。設定した表示小数桁以下の値は四捨五入された値が表示されます。
例えば、表示小数桁「2」で属性「1.2345」を入力した場合「1.23」と表示され、表示小数桁「3」の場合「1.235」と表示されます。
「1.2345」と入力されているが、「1.235」と表示されるような設定にして検索した場合、「1.235」で検索できます。「1.2345」では見つかりません。

■ BOOL型
真(True)=ONまたは偽(False)=OFFの定義をする場合に指定します。
BOOL型→文字型に変更した場合、ON=1、OFF=0に変換されます。
【ON/OFF時の表現】
デフォルトでは「ON=1」の場合は「On」と表記し、「OFF=0」の場合は空白となりますが、[属性フィールドの設定]ダイアログボックスで「BOOL型」を選択した場合は、
  • "On"(1)のときの表現
  • "Off"(0)のときの表現
をそれぞれ任意に定義できます。

■ 度分秒型
経緯度座標系のデータを扱う場合に指定します。
緯経度座標系の固有属性X座標・Y座標をデータベースに転記する場合、度分秒型を使用します。緯経度座標系のベクターデータを座標テキスト変換する場合、度分秒型を使用します。

■ 日付・時刻型
日付および時刻のデータを扱う場合に指定します。
属性「0/0/0」は空白とします。最大、年度は「9999」、月「99」、日「99」、時は「24」、分は「60」、秒は「60」まで入力できます。
Ctrl+マウス左ボタンでダブルクリックした場合、[入力補助]ダイアログボックスが表示されます。こちらを使っていただければ入力ミスを軽減できます。
ヒント集【フィールド型】 日付時刻型

■ 補足
  • [作図]-[注記処理]を使用すれば、文字列の文字・文字サイズ・文字角度・文字移動をデータベースのフィールドからではなく、ベクターデータから変更できます。

  • [作図]-[シンボル処理]を使用すれば、シンボルの回転・移動をデータベースのフィールドからではなく、ベクターデータから変更できます。

  • [属性照会]ダイアログボックスを開くと、ベクターの内部属性に設定した文字整列型やアーク矢印型等、表示用に作成したフィールドまで見えてしまいます。
    これを見えなくするには、見えなくしたいフィールドの[属性フィールドの設定]ダイアログボックスを表示し、[属性照会時非表示]チェックボックスをONにすると、非表示になります。
    属性照会時非表示

  • ノードの内部属性として以下のフィールド型を持つものは「0(ゼロ)」でも値に意味があるため、アークの追加処理を行なうと結合点が発生します。
    補間点操作で、アークを延長する事で対応をお願いします。または、データをNDBに持ち、編集中はリンクを外すという方法も考えられます。
    0(ゼロ)でも意味のあるフィールド型
    • 回転角度型
    • BOOL型
    • カラー型
    • マスク型
    • 文字整列型