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数値地図25000(空間データ基盤)のインポート
「数値地図25000(空間データ基盤)」は、国土地理院刊行の25000/1地形図に相当する精度を持つ、道路中心線、鉄道中心線、河川中心線、水涯線、海岸線、行政界、基準点、地名、公共施設、標高についてのベクトル形式のデータで、「地理情報標準」に準拠しています。
数値地図25000(空間データ基盤) | 日本地図センター
■ 準備
インポートの際には、数値地図25000(空間データ基盤)のCD-ROMに格納されている解凍ソフトウェアにより、圧縮されているデータを解凍する必要があります。
詳しい操作方法、セットアップ方法につきましては、CD-ROMの各説明ファイルをご覧下さい。

※国土地理院の「数値地図(空間データ基盤)閲覧の試験公開」は終了しました。現在はダウンロードできません。
ダウンロードできる数値地図25000(試験公開)も解凍し、専用のデコーダで正規のXMLフォーマットに変換する必要があります(そのままの形式ではインポートできません)。
XML形式にするには閲覧ソフトとともにダウンロードされるファイル出力ソフトウェア「Decode.exe」を使用します。
詳しくは、国土地理院のホームページに記載してありますのでご覧下さい。

■ 操作方法
  1. [ファイル]-[インポート]-[数値地図25000(空間基盤データ)]を実行すると、[ファイルを開く]ダイアログボックが表示されます。

  2. XML形式のデータとしてベクターデータ(nnnnn.xml)と標高データ(nnnnnMH.xml)の2種類のデータが表示されます。
    ファイルを選択し、各種設定を行ってから<OK>ボタンを押すと変換されたデータが表示されます。
    ベクターデータ(nnnnn.xml)
    レイヤーが項目毎に生成され、アークやポリゴン、ポイントといったベクター要素としてインポートされます。
    また属性データベースと、描画パラメーターも同時に生成されます(インポート後、項目の追加や削除、変更は可能です)。

    ※データ項目は、地域によって異なります。詳しくは、CD-ROMパッケージ裏の項目についての表記をご覧下さい。

    標高データ(nnnnnMH.xml)
    Z値を持つ、ポイントデータが取り込まれます。
    取り込んだポイントからは、「TINレイヤの生成」、「格子ポイントから標高メッシュの生成」等で、TINや標高メッシュに変換できます。

■ 補足
@標高データの変換(インポート時にメッシュデータにする)
[インポート]-[数値地図25000(空間データ基盤)]を実行すると、以下のような[ファイルを開く]ダイアログボックスが表示されます。

この時、ベクターデータ(nnnnn.xml)と共に、標高データ(nnnnnMH.xml)も指定された場合は、これをポイントとしてではなく、標高メッシュに変換してインポートします。
[プロジェクトエキスパート]-[標高メッシュ・TIN]パネルで「内部データとして格納する」になっている事が確認できます。

A複数データのインポート
複数の市区町村のXMLデータをインポートする場合、
  • XMLを複数まとめてインポートし、フォルダー毎の同一タイトルレイヤーをマージ(併合)する = ヒント集レイヤのマージ
  • 個々のプロジェクトとしてXMLをインポートし、[設定]-[プロジェクトの併合]を使って、同一タイトルのレイヤーを一括でマージ(併合)する = ヒント集プロジェクトのマージ
といった方法があります。