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【pcm.ini】インポート・エクスポート時の設定
pcm.iniファイルは、各種コマンド等の設定記憶ファイルで、PC-MAPPINGをインストールしたフォルダーに格納されます。
このファイルは「テキスト形式」となっていますので、エディタ等で開き、編集を行なう事が可能です。
★ 間違えて修正した場合など、前回の環境と異なった動作をします。
★ また、削除した場合は初期状態に戻ります。このファイルの扱いは、注意して下さい。
★ 設定を有効にするにはPC-MAPPINGを再起動する必要があります。

ダイアログのコントロール値の多くは、前回実行時の値をpcm.iniに保存して、次回使用時に取り出して復元しています。
これらの情報はあまりに多く、雑然として、規則性がない(使用時の条件に左右される)等で、整理された表のようなものは用意されていません。
以下、最近追加された項目について箇条書きしています。
■ DMインポート時、文字幅の倍率を変更する
現在、DMインポート時には、「文字の大きさ」を「文字の高さ」として
  • 漢字の場合は、0.9倍
  • 半角(英数字)の場合は、0.7倍
の値に調整しています。
このデフォルト以外の倍率でインポートする場合は、以下のように記述します。
[DmImport]
HokoLen=2.0
…方向をアークにしたときの最小の長さ(デフォルトは2mm)
KanjiWidthfactor=1.0 …注記全角文字の高さに対する幅(デフォルトは0.9)
AnkWidthfactor=1.0 …注記半角文字の高さに対する幅(デフォルトは0.7)

■ DMインポート時、文字サイズをファクター値を使って変更する
DMインポート時、「文字の大きさ」の変更する際、以下のように記述します。
[DmImport]
FontSizeFactor=1.0
…注記文字に対するファクター(デフォルトは1.0)

■ DMインポート時、「図形区分=99」の扱いについて
DMインポートで、
[DmImport]
Mode99=n

 n = 0 …全部インポート(デフォルト)
 n = 1 …221499(石段の階段部)以外はインポートしない
 n = 9 …全部インポートしない
とする事で、図形区分99のデータに関してインポートするか否か、またある特定の(石段階段)しかインポートしない等設定できます。

■ DMインポート時、「面データをポリゴン化」の「面」について
DMインポートで、面データを生成する(オプションの「面データをポリゴン化」)際、
[DmImport]
MakePolEx=1

とする事で、面データを構造化ポリゴンとして構成し、合わせて、分類コード6100〜6129までの線データも(面データになるものは)ポリゴンにすします。

■ DXFエクスポート時、縦書きフォントを横書きに変更する
現在、DXFエクスポート時には、縦書きフォントもサポートしていますが、受け側のソフトウェアによっては、縦書きフォントを持つDXFファイルが読み込めない場合があります(AutoCADでは問題なく読み込みできます)。
その場合、以下のように記述します。
[DxfDev]
TATEGAKI=0

ヒント集DXFファイルのエクスポート

■ DXFインポート時、「固定ピッチ」のON/OFFを設定する
デフォルトでは「固定ピッチ」ONの状態でインポートされます。
「固定ピッチ」OFFの状態でインポートする場合、以下のように記述します。
[DxfIn]
FontSizeFlag=0

なお、「固定ピッチ」とは、文字サイズ型や属性注記などで表示される「文字サイズ設定」ウィンドウの「固定ピッチ」を示します。
この設定によって文字列の文字間隔(ピッチ)が異なります。

■ DXFインポート時、擬似円の補間点数を増やす
デフォルトでは解像度「0.05」で読み込まれます。
補間点数が少なく、円・円弧がギザギザに見える場合は
[DxfIn]
CurveTh=0.001

のように解像度を低く設定します。
ヒント集DXFファイルのインポート

■ DXFインポート時、HATCH項目の取り扱い
(「レイヤー分けをする」がONの場合)デフォルトではレイヤー名+HTのレイヤーとして読み込まれますが、
[DxfIn]
HatchLayer=0

と設定すると、元のレイヤー内にインポートされます。
ヒント集DXFファイルのインポート

■ SXFインポート時、擬似円の補間点数を増やす
デフォルトでは解像度「0.05」で読み込まれます。
補間点数が少なく、円・円弧がギザギザに見える場合は
[SxfImportDlg]
CurveTh=0.001

のように解像度を低く設定します。
ヒント集SXFファイルのインポート

■ SXFインポート時、マーカーのコード3のドットのシンボルサイズを変更する
マーカーのコード3のドットのシンボルを、従来スケール情報に合わせて拡大していたのをやめ、常に、規定のサイズ(デフォルトで1.0mm)で表現するようにしました。
このデフォルト値は、
[SxfImportDlg]
MarkerDot=1.0

で変更する事ができます。
ヒント集SXFファイルのインポート